12月26日 おもちゃ病院

トシちゃん先生の海釣り

2021年12月27日 12:36

12月25日 
 おもちゃ病院の日

 おもちゃの修理に行ってきました。
 クリスマスの日なので修理依頼が少ないのではなかろうかと思って
 いたのですが、予想に反したくさんのおもちゃがやって来ました。

 サンタを含めクリスマス関連のおもちゃもいくつもやってきました。
 すぐにも直してもらいたいとの思いがあるようですが、修理すべ
 き箇所がすぐには分からないものが多く、預かって修理せざるを
 えません。
 依頼者も思いが叶わず残念そうですが、預かる私たちも期待に
 応えられず残念です。

 私は受付係の役割が主ですが、プラレールを何台か預かり自宅
 で修理することにしました。
  
12月26日
 自宅で3台のプラレールの修理です。

 まずは、名鉄の丸窓電車(モ513)です。


 動かないということで持ち込まれました。
 
 調べてみるとスイッチに問題がありました。
 スイッチを調整して問題解決です。

 次は、都電27系統電車。


 動かないということで持ち込まれました。

 これもスイッチに問題がありました。
 スイッチを何回もON-OFFしていると金属のツメが微妙に形が変
 形してしまい、スイッチのON-OFFがうまくできないようになるので
 す。
 スイッチを調整して動くようになりました。
 これで修理完了です。

 3台目はJRが 国鉄(日本国有鉄道)だった時代のEF 56 65 です。
 モーターは動くが動力が車輪に伝わらないということで持ち込ま
 れました。

 ギアシステムを分解する必要があります。
 本体を分解します。

 次はギアシステムです。

 ギアシステムを分解するには上部の分割防止カバーを取り外す
 必要があります。
 カバーは接着剤で筐体と接着してありますのでオルファのカッター
 ナイフで接着面に切り込みを入れつつカバーを筐体から切り離し
 ていきます。
 分割防止カバーを外すとモーターの端子が見えます。

 これで、ネジを外し、2カ所のツメを外すと、筐体を左右を二分割
 できるようになります。


 動力が伝わらない原因はピニオンギアとモータの主軸との摩擦
 が小さくなってしまっていたことにありました。
 ピニオンギアの経年劣化、オイルの硬化、車輪にかかる人工的
 な抗力などさまざまな原因が考えられます。
 モーターのピニオンギアを交換しました。
 ピニオンギアの位置は微調整する必要があります。
 次に動力が伝わるクラウンギアとの歯の噛み合わせがうまくいか
 ないといけないからです。


 後は、ギアシステムを組み立てれば良いだけですが、
 スイッチをONすると同時に、いわばクラッチが働いて、ギアもON
 になる必要があります。
 スイッチの調整というのはこのことです。
 スライドスイッチのように、つまみがスライドして電流がON-OFFに
 なるというような、単純なものではありません。 

 ギアシステムを組み立てて本体に組み込み動作を確認して修理は
 完了です。
 1件落着です。

 ところで、ネットで電車の事を調べていたらEF 65 56のプラレールが
 メルカリで売られていました。

 価格をみると、なんと5,300円という高値!です。
 


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