11月27日
おもちゃの修理
11月26日はおもちゃ病院の日でした。
いつものように受付係を担当。
ラジコンの車のコントロールができないということでお母さん、
兄ちゃんと一緒に4歳坊やくんがやってきました。
レンズの付いていない枠だけサングラスをかけた粋なスタイ
ルです。
「僕4歳、去年は3歳だった」とこれまたかわいいことを言って
くれました。
いっぺんに場が和みました。
こういう坊やくんのおもちゃなら即刻なおしてあげたいと気合いが
入ります。
操縦器(プロポ)の電源スイッチを入れても電源ONのランプ点り
ません。
「電池は新しいものだと思いますが」とお母さん。
電池は9Vの積層乾電池です。
私が自分のデジタルテスターで電圧を測ったら、なんと1.8Vでした。
あまりにも電圧が低いのでテスターの故障かなと疑心暗鬼に陥りま
した。
今度は私のアナログテスターで計って見ると1.8Vと同じ値がでました。
テスターの故障じゃなくて一安心です。
電池を新品に変えてプロポを起動させ操作したら、車も問題なく動き
ます。
ラジコンのおもちゃは故障ではなく、操縦器の電池がなくなっていた
だけでした。
坊やくんは床で操縦のテストをして大はしゃぎです。
「ありがとう」いって帰っていきました。
持ち帰ったおもちゃは1個。
アンパンマンタブレット。
電源スイッチを押しても起動しないということで持ち込まれました。
まずは、筐体を分解します。
次は、ボタンスイッチが付いている基盤を外す作業に取り掛かります。
問題となっている電源ボタンスイッチの付いている基盤の固定ビスを外します。
複数個ある導電性ゴムボタンとそれらの周囲回路の掃除を行います。
電源ON-OFFのボタンと回路の掃除を特に丁寧に行います。
他の基盤にもボタンスイッチが付いていますのでそれも点検掃除。
ボタンスイッチの点検と掃除が終わったら導線や回路全体の点検も行います。
作業が終わったら実際におもちゃが正常動作するかどうか点検します。
最後に、さようならの画面がでました。
しばらくして電源は自動的にOFFになりました。
おもちゃの起動、組み込みプログラムの実行、終了と電源OFFといった一連
の動作が問題なく行えるようになりました。
これで修理完了です。