2017年03月12日
3月11日 おもちゃの修理
おもちゃの修理に行って来た。
例によって新任さんの修理作業をみながら少し口出しし歓談?
今日は結構おもちゃの修理依頼が多かった。
春になって、皆さん外出する頻度が多くなったようで、そのついでにおもちゃの修理を依頼に
いらっしゃるようだ。
やってきたおもちゃは新任さんに優先的にまわすので私が手にとるものがない。
修理時間の最後のほうでにようやく1個私にめぐってきた。
事務所で修理する時間がないので自宅に持ち帰って修理することにした。
音が出ないということで持ち込まれた。
光るのか、回転するのか、音だけか、全くわからない。
おもちゃにの電池Box電池が入っていたので試しにスイッチをONにすると鍵盤は点滅する。
しかしどのボタンを押してもウンともスンとも言わない。

鍵盤が点滅するので、ICががいかれたというより、むしろスピーカーの故障の可能性がある。
おもちゃは Fisher Price の知育おもちゃ。

上蓋を外すのに一苦労。
上蓋は11本のビスと、他に爪
爪の数がやたらに多い。
ビスとナットで組み立てる構造ではなく、ほとんどすべてが爪の差し込みで組み立てられ
ている。

爪を外すのにはマイナスドライバーを使う。
ドライバーを爪側から差し込んで隙間をつくり、隙間に薄いアルミ片を差し込む。
要するに、爪の付いた部品を抜くときに爪が噛まないようにするのだ。
1個ずつ慎重に爪を外していく。
下の写真の右上の白い部分はスピーカの覆い。
真ん中の蝶に付いている羽根は、後でわかったことだが、左に倒たり右に倒したりする
ことで別々の回路にスイッチが入り異なる音声に変わる。

1から9のボタンはを押すと、「イチ」、「ニ」、「サン」・・・・と発音される場合と、
「ワン」、「ツー」、「スリー」、・・・・と発音される場合と、
「レッド(1)」、「グリーン(4)」、「グレイ(7)」などと発音される。

周りを取り囲む4枚の板も順番に外していく。


1~9の数字のプッシュボタンスイッチの端子を掃除。


左右に羽根板を倒してスイッチを入れ替えするプッシュスイッチの端子からリード線が外れそう
になっていたので、リード線を延長し上でハンダ付けのやり直し。

音が出ない原因はスピーカーコイルの断線であった。
16Ω 0.25Wのスピーカー。
本体のワッカ状の部材を取り去って磁石だけにしたもの。
ワッカ状の部材の外形は、おもちゃ本体に取り付けられたスピーカーの外径でもあるので、
外径の異なるスピーカーと交換する際には重要な部材である。
外径が元のスピーカーの外径より大きいとおもちゃ本体に取り付けられなくなる。

代用になるようなスピーカーを3つもってきた。

代替用の16Ω 0.25Wのスピーカーを接続して見たら、音量が小さいし、外径が大きすぎる。
規格が同じだがこのスピーカーを使うメリットはない。
小さめの8Ω 0.25Wのスピーカーで試したら、音量はまあまあだし、元のスピーカーのワッ
カ部になんとか収納できそうだ。
ということでこのスピーカーを代用に使うことにした。
スピーカーの交換はうまくいった。
音量もまあまあ。
また、おもちゃの組み立て作業に入った。
組み立ても苦労する。

組み立て後、すべてのボタンで音と音量をチェック。
問題なし。
安定化電源で4.8V(新品単三電池3本分の電圧、1.6V x 3)を出力してチェックすると音量
も十分。
これで修理完了。
例によって新任さんの修理作業をみながら少し口出しし歓談?
今日は結構おもちゃの修理依頼が多かった。
春になって、皆さん外出する頻度が多くなったようで、そのついでにおもちゃの修理を依頼に
いらっしゃるようだ。
やってきたおもちゃは新任さんに優先的にまわすので私が手にとるものがない。
修理時間の最後のほうでにようやく1個私にめぐってきた。
事務所で修理する時間がないので自宅に持ち帰って修理することにした。
音が出ないということで持ち込まれた。
光るのか、回転するのか、音だけか、全くわからない。
おもちゃにの電池Box電池が入っていたので試しにスイッチをONにすると鍵盤は点滅する。
しかしどのボタンを押してもウンともスンとも言わない。
鍵盤が点滅するので、ICががいかれたというより、むしろスピーカーの故障の可能性がある。
おもちゃは Fisher Price の知育おもちゃ。
上蓋を外すのに一苦労。
上蓋は11本のビスと、他に爪
爪の数がやたらに多い。
ビスとナットで組み立てる構造ではなく、ほとんどすべてが爪の差し込みで組み立てられ
ている。
爪を外すのにはマイナスドライバーを使う。
ドライバーを爪側から差し込んで隙間をつくり、隙間に薄いアルミ片を差し込む。
要するに、爪の付いた部品を抜くときに爪が噛まないようにするのだ。
1個ずつ慎重に爪を外していく。
下の写真の右上の白い部分はスピーカの覆い。
真ん中の蝶に付いている羽根は、後でわかったことだが、左に倒たり右に倒したりする
ことで別々の回路にスイッチが入り異なる音声に変わる。
1から9のボタンはを押すと、「イチ」、「ニ」、「サン」・・・・と発音される場合と、
「ワン」、「ツー」、「スリー」、・・・・と発音される場合と、
「レッド(1)」、「グリーン(4)」、「グレイ(7)」などと発音される。
周りを取り囲む4枚の板も順番に外していく。
1~9の数字のプッシュボタンスイッチの端子を掃除。
左右に羽根板を倒してスイッチを入れ替えするプッシュスイッチの端子からリード線が外れそう
になっていたので、リード線を延長し上でハンダ付けのやり直し。
音が出ない原因はスピーカーコイルの断線であった。
16Ω 0.25Wのスピーカー。
本体のワッカ状の部材を取り去って磁石だけにしたもの。
ワッカ状の部材の外形は、おもちゃ本体に取り付けられたスピーカーの外径でもあるので、
外径の異なるスピーカーと交換する際には重要な部材である。
外径が元のスピーカーの外径より大きいとおもちゃ本体に取り付けられなくなる。
代用になるようなスピーカーを3つもってきた。
代替用の16Ω 0.25Wのスピーカーを接続して見たら、音量が小さいし、外径が大きすぎる。
規格が同じだがこのスピーカーを使うメリットはない。
小さめの8Ω 0.25Wのスピーカーで試したら、音量はまあまあだし、元のスピーカーのワッ
カ部になんとか収納できそうだ。
ということでこのスピーカーを代用に使うことにした。
スピーカーの交換はうまくいった。
音量もまあまあ。
また、おもちゃの組み立て作業に入った。
組み立ても苦労する。
組み立て後、すべてのボタンで音と音量をチェック。
問題なし。
安定化電源で4.8V(新品単三電池3本分の電圧、1.6V x 3)を出力してチェックすると音量
も十分。
これで修理完了。