2016年02月27日
2月27日 おもちゃの修理
おもちゃの修理に行ってきた。
１．先回のアンパンマンおもちゃの修理
作業がすでに終わったように書いていたのだが、実は作業は終わっていなかった。
電池は電池Boxに入っている。
持ち主におもちゃを返却する前の作業として、水をくみ上げるポンプのモーターが動くか否か
確認した。
動かない。
全く音がしないまま。
そこで分解
半田付けのやり直し。
次に、ポンプの部分を取り外す。
ALINCOの安定化電源を使い、３Vでモーターが駆動するかどうか確認。
モーターは動いた。
やはり電池の電圧が低いからだ。
「おもちゃを使用の際は新品の電池を使うように」という指示書を書いて、修理完了とした。
２．アンパンマンのプールのおもちゃ
動かないということで持ち込まれたもの。
水を扱うおもちゃなので、動かないということはおそらくモーター部分がさび付いて駆動し
ないということだろうと推測。
なにはともあれ分解。
上蓋を外すとポンプが現れた。
水が通るパイプを外す。
右側がモーターと羽根車。
羽根車はモーターの主軸から簡単に抜けてしまった。
あまりに簡単に抜けたのでよく見ると羽根車が割れてしまっている。
プラスティック製なので主軸に強く圧着できるように割れを修理できる接着剤はない。
鉄などの金属製ならば半田付けできるのだが。
肝心のモーターはというと、主軸を指でつまんで動かそうとしても動かない。
ラジオペンチで主軸を強く挟んで回そうとしたがそれでも大きな抵抗がある。
これでは３V以下の電池電圧でモーターは動くはずがない。
モーターを包んでいるプラスティック製筐体を外してモーターを掃除することも考えたが、
復旧する目処がたたない。
羽根車とモーターの問題から、結局修理不可能と判断した。
時間をかければ直せないこともないが、水扱いのおもちゃなのでじきにまた錆び付き、
同じ状況に至るだろう。
３．フィッシャープライス(Fisher Price)のおもちゃ
音もでないし、プロジェクターも機能しないということで持ち込まれた。
後でインターネットで検索すると、
レインフォレスト4WAYおやすみプロジェクター(Y6585)
フィッシャープライス(Fisher Price) 2013 copyright MATTEL
ということがわかった。
電池は電池Boxに入っている。
スライドスイッチを動かしたり、押しボタンスイッチを押したりしても反応がない。
テスターで４本の単３電池の電圧を測ったら、なんと１本平均0.8V。
プロジェクターで光りを照射したり、スピーカーで音を鳴らしたり、投影する絵をモーターで回
転させたりするのには、これでは電圧が低すぎるでしょう。
新品の電池ではどうかと、電池を手持ちの新しいのと取り替えてみた。
しかし結果はあまりよくない。
音もかすかだし、光は出ない。
常套手段で本体を分解。
上蓋を外す。
左側が電池Box。
右の小さいシャワーの出口ような丸いものはスピーカー。
本体右上は押しボタンスイッチや回路。
回路部を拡大したのが下の写真
まずは、スライドスイッチの端子を磨くのに左右に何回もスライドさせる。
次は、押しボタンスイッチの端子部分の掃除。
綿棒にアルコールをしみこませ丁寧に掃除。
想定した以上によごれがひどかった。
ICやモーター等に問題がなければほぼこれで問題は解決しているはずである。
少し遊ぼうかなということで、いつのものように回路や面白そうなは部品を点検。
SS8050 という素子を見つけた。
後でインターネットで検索しデーターシートを入手した。
Fairchild製のNPN Epitaxial Silicon Transistorである。
主な仕様
2W Output Amplifier of Portable Radios in
Class B Push-pull Operation.
Complimentary to SS8550
Collector Current IC=1.5A
Collector Power Dissipation: PC=2W (TC=25°C)
1.5Aも流せるので、プロジェクター、モーター、スピーカーにと多用途なのだろう。
面白いトランジスターだ。
中国製の製品の多様されているらしい。
新しい（電圧十分の）電池を入れてスイッチをいれてみると、プロジェクターも光り出した。
プロジェクターの光がフイルムの絵を壁に映し出す。
フイルムはモーターに取り付けられているので絵が回転する。
本体も内部のライトで光る。暗闇で見ると何やら怪しげだ。
「新品で電圧の高い電池を使ってください」という指示書を書いて修理完了とした。
１．先回のアンパンマンおもちゃの修理
作業がすでに終わったように書いていたのだが、実は作業は終わっていなかった。
電池は電池Boxに入っている。
持ち主におもちゃを返却する前の作業として、水をくみ上げるポンプのモーターが動くか否か
確認した。
動かない。
全く音がしないまま。
そこで分解
半田付けのやり直し。
次に、ポンプの部分を取り外す。
ALINCOの安定化電源を使い、３Vでモーターが駆動するかどうか確認。
モーターは動いた。
やはり電池の電圧が低いからだ。
「おもちゃを使用の際は新品の電池を使うように」という指示書を書いて、修理完了とした。
２．アンパンマンのプールのおもちゃ
動かないということで持ち込まれたもの。
水を扱うおもちゃなので、動かないということはおそらくモーター部分がさび付いて駆動し
ないということだろうと推測。
なにはともあれ分解。
上蓋を外すとポンプが現れた。
水が通るパイプを外す。
右側がモーターと羽根車。
羽根車はモーターの主軸から簡単に抜けてしまった。
あまりに簡単に抜けたのでよく見ると羽根車が割れてしまっている。
プラスティック製なので主軸に強く圧着できるように割れを修理できる接着剤はない。
鉄などの金属製ならば半田付けできるのだが。
肝心のモーターはというと、主軸を指でつまんで動かそうとしても動かない。
ラジオペンチで主軸を強く挟んで回そうとしたがそれでも大きな抵抗がある。
これでは３V以下の電池電圧でモーターは動くはずがない。
モーターを包んでいるプラスティック製筐体を外してモーターを掃除することも考えたが、
復旧する目処がたたない。
羽根車とモーターの問題から、結局修理不可能と判断した。
時間をかければ直せないこともないが、水扱いのおもちゃなのでじきにまた錆び付き、
同じ状況に至るだろう。
３．フィッシャープライス(Fisher Price)のおもちゃ
音もでないし、プロジェクターも機能しないということで持ち込まれた。
後でインターネットで検索すると、
レインフォレスト4WAYおやすみプロジェクター(Y6585)
フィッシャープライス(Fisher Price) 2013 copyright MATTEL
ということがわかった。
電池は電池Boxに入っている。
スライドスイッチを動かしたり、押しボタンスイッチを押したりしても反応がない。
テスターで４本の単３電池の電圧を測ったら、なんと１本平均0.8V。
プロジェクターで光りを照射したり、スピーカーで音を鳴らしたり、投影する絵をモーターで回
転させたりするのには、これでは電圧が低すぎるでしょう。
新品の電池ではどうかと、電池を手持ちの新しいのと取り替えてみた。
しかし結果はあまりよくない。
音もかすかだし、光は出ない。
常套手段で本体を分解。
上蓋を外す。
左側が電池Box。
右の小さいシャワーの出口ような丸いものはスピーカー。
本体右上は押しボタンスイッチや回路。
回路部を拡大したのが下の写真
まずは、スライドスイッチの端子を磨くのに左右に何回もスライドさせる。
次は、押しボタンスイッチの端子部分の掃除。
綿棒にアルコールをしみこませ丁寧に掃除。
想定した以上によごれがひどかった。
ICやモーター等に問題がなければほぼこれで問題は解決しているはずである。
少し遊ぼうかなということで、いつのものように回路や面白そうなは部品を点検。
SS8050 という素子を見つけた。
後でインターネットで検索しデーターシートを入手した。
Fairchild製のNPN Epitaxial Silicon Transistorである。
主な仕様
2W Output Amplifier of Portable Radios in
Class B Push-pull Operation.
Complimentary to SS8550
Collector Current IC=1.5A
Collector Power Dissipation: PC=2W (TC=25°C)
1.5Aも流せるので、プロジェクター、モーター、スピーカーにと多用途なのだろう。
面白いトランジスターだ。
中国製の製品の多様されているらしい。
新しい（電圧十分の）電池を入れてスイッチをいれてみると、プロジェクターも光り出した。
プロジェクターの光がフイルムの絵を壁に映し出す。
フイルムはモーターに取り付けられているので絵が回転する。
本体も内部のライトで光る。暗闇で見ると何やら怪しげだ。
「新品で電圧の高い電池を使ってください」という指示書を書いて修理完了とした。
2016年02月24日
2月20日 デルナー天秤、DVDレコーダー電源部解析開始
昨日の19日夕方自転車で散歩している内に釣具店の看板が目に入り、ついつい店に入ってしまった。
いつもの大型店ではなく、中古のタックルなどを扱っている店である。
一通り店内を見渡してみたが、すぐに買いたいものが思い浮かばない。
厳冬期であるので、投げ釣りはまだまだ先の事だからだ。
何も買わずに店を出るのも気が引けるので、最も良く使う錘を買うことにした。
デルナー27号の天秤である。
天秤を切り詰めてもいいし、フロートを付けてもいい。
まずは買っておこうという程度。
ところで、先日解体した HITACHI HDD/DVDレコーダー DV-DH500 のことである。
HDDからデータを取り出すことは諦め、そのHDDは完全に解体してしまった。
解体して不要になったものは不燃物ごみ扱いになった。
今残っているのは２枚の基盤のみ。
１枚は電源部で、他の１枚はチューナー部やHDD/DVDのコントロール部。
電源部に興味があるので部品のデータを集めることにした。
だいたいの回路までは解析することにしたいが、とこまでやれるやら。
まずは下の写真
左下がACメガネコードのプラグを差し込むコンセント
その右にフューズ
203Y1R5はTDK製のチョークコイル
HF2836-203Y1R5-TD1
20uH 0.41Ω 1.5A
その上部の黒い横長部品は D3SBA60
ブリッジダイオード（シングルインライン型）
600V 4A
右のTDK BT1941 はスイッチング電源トランス
TDKのホームページでデータシートを探したが見当たらない。
新しい製品群についてはデータシートが揃っている。
スイッチング電源の上部に３個のダイオードが並んでいる。
それら３個のダイオードを逆方向から写したものが下の写真。
一番右のダイオードはBF20JC10
SHINDENGENの ショットキーバリアダイオード（整流器）
100V 20A
左の２個はRB225T-60
ROHMの ショットキーバリアダイオード（整流器）
60V 30A
スイッチング電源用
カソードコモン型
下の写真は平滑回路
下の写真はSI-3150C
SI-3000C Series
5-Terminal, Multi-Function, Full-Mold, Low Dropout Voltage Dropper Type
Output current: 1.5A
Low dropout voltage: VDIF(=<)1V (at IO=1.5A)
For stabilization of the secondary stage of switching power supplies
下の写真は817A
LITEONのフォトカプラー LTV-817A である。
１チャンネルタイプ。４ピン。
IF=5mA, VCE=5V
下の写真
アルミのヒートシンクに囲まれているのはSTR-G9626
パワーレギュレーターである。
インターネットでデータシートを検索したが得られない。
苦労して検索した結果、JVC-av-27f475s.pdf というPDFファイルにこのダイオードを使用した回
路図が載っていることまでは突き止めたのでファイルをダウンロードした。
ファイルの中の当該部分を写真に撮ったのが下。
ただしデータシートが手に入らないので仕様は不明。
下の写真
N38
ROHM サーキットプロテクター
ICPN38
PDFファイルの説明は以下
Rohm’s circuit Circuit protectors have a very reliable current cut-off capability that
protects ICs and their circuits from accidentalshort circuit loads.
Whether operated in AC or DC circuits, these circuit protectors have a very low
internal resistance innormal operation, but safely and rapidly break the circuit when
the current cutoff level is exceeded.
仕様(Features)
1) Cutoff is sharp and repeatable.
2) Low internal resistance and minimal voltage drop.
3) Incombustible.
4) Compact.
5) Rated for continuous use.
6) Good temperature characteristics.
7) Withstands surges well.
8) UL certified (UL certification number E107856).
摘要(Application)
Current surge protection
使用上の注意(Operation notes)
Do not use this product on the primary side of commercial power supplies. Arcs that
result after cutoff may damage the molding.
下の写真
1431A
NewJRCのNJM1431Aについては秋月電子通商のホームページにデータシートが載っている。
３端子の可変シャントレギュレータ（基準電圧源）ＩＣ
主な仕様は以下
電源電圧範囲：Ｖref～３６Ｖ
高精度基準電圧：2.465Ｖ±１％
最大入力電圧：３６Ｖ
10年前の電子機器の部品ともなると部品のデータシートを探すのも一苦労ですね。
いつもの大型店ではなく、中古のタックルなどを扱っている店である。
一通り店内を見渡してみたが、すぐに買いたいものが思い浮かばない。
厳冬期であるので、投げ釣りはまだまだ先の事だからだ。
何も買わずに店を出るのも気が引けるので、最も良く使う錘を買うことにした。
デルナー27号の天秤である。
天秤を切り詰めてもいいし、フロートを付けてもいい。
まずは買っておこうという程度。
ところで、先日解体した HITACHI HDD/DVDレコーダー DV-DH500 のことである。
HDDからデータを取り出すことは諦め、そのHDDは完全に解体してしまった。
解体して不要になったものは不燃物ごみ扱いになった。
今残っているのは２枚の基盤のみ。
１枚は電源部で、他の１枚はチューナー部やHDD/DVDのコントロール部。
電源部に興味があるので部品のデータを集めることにした。
だいたいの回路までは解析することにしたいが、とこまでやれるやら。
まずは下の写真
左下がACメガネコードのプラグを差し込むコンセント
その右にフューズ
203Y1R5はTDK製のチョークコイル
HF2836-203Y1R5-TD1
20uH 0.41Ω 1.5A
その上部の黒い横長部品は D3SBA60
ブリッジダイオード（シングルインライン型）
600V 4A
右のTDK BT1941 はスイッチング電源トランス
TDKのホームページでデータシートを探したが見当たらない。
新しい製品群についてはデータシートが揃っている。
スイッチング電源の上部に３個のダイオードが並んでいる。
それら３個のダイオードを逆方向から写したものが下の写真。
一番右のダイオードはBF20JC10
SHINDENGENの ショットキーバリアダイオード（整流器）
100V 20A
左の２個はRB225T-60
ROHMの ショットキーバリアダイオード（整流器）
60V 30A
スイッチング電源用
カソードコモン型
下の写真は平滑回路
下の写真はSI-3150C
SI-3000C Series
5-Terminal, Multi-Function, Full-Mold, Low Dropout Voltage Dropper Type
Output current: 1.5A
Low dropout voltage: VDIF(=<)1V (at IO=1.5A)
For stabilization of the secondary stage of switching power supplies
下の写真は817A
LITEONのフォトカプラー LTV-817A である。
１チャンネルタイプ。４ピン。
IF=5mA, VCE=5V
下の写真
アルミのヒートシンクに囲まれているのはSTR-G9626
パワーレギュレーターである。
インターネットでデータシートを検索したが得られない。
苦労して検索した結果、JVC-av-27f475s.pdf というPDFファイルにこのダイオードを使用した回
路図が載っていることまでは突き止めたのでファイルをダウンロードした。
ファイルの中の当該部分を写真に撮ったのが下。
ただしデータシートが手に入らないので仕様は不明。
下の写真
N38
ROHM サーキットプロテクター
ICPN38
PDFファイルの説明は以下
Rohm’s circuit Circuit protectors have a very reliable current cut-off capability that
protects ICs and their circuits from accidentalshort circuit loads.
Whether operated in AC or DC circuits, these circuit protectors have a very low
internal resistance innormal operation, but safely and rapidly break the circuit when
the current cutoff level is exceeded.
仕様(Features)
1) Cutoff is sharp and repeatable.
2) Low internal resistance and minimal voltage drop.
3) Incombustible.
4) Compact.
5) Rated for continuous use.
6) Good temperature characteristics.
7) Withstands surges well.
8) UL certified (UL certification number E107856).
摘要(Application)
Current surge protection
使用上の注意(Operation notes)
Do not use this product on the primary side of commercial power supplies. Arcs that
result after cutoff may damage the molding.
下の写真
1431A
NewJRCのNJM1431Aについては秋月電子通商のホームページにデータシートが載っている。
３端子の可変シャントレギュレータ（基準電圧源）ＩＣ
主な仕様は以下
電源電圧範囲：Ｖref～３６Ｖ
高精度基準電圧：2.465Ｖ±１％
最大入力電圧：３６Ｖ
10年前の電子機器の部品ともなると部品のデータシートを探すのも一苦労ですね。
2016年02月13日
2月13日 おもちゃの修理
おもちゃの修理に行ってきた。
（１）１件目は音が出ないと持ち込まれたおもちゃ。
電池Boxには単４の電池が２本入っていた。
念のためテスターで電池の電圧を測るとどちらも1.5Vを超えていた。
電池は新品である。
電池を入れ、スイッチを入れた。
音の出るボタンは4個。
右から、シャワー、ドライヤー、猫、犬の音と鳴き声。
電池Box内を点検すると、４つの電極端子とも真っ青な錆が浮き出ている。
これはひどい。
こんなひどい錆は見たことない。
電極の錆を取り除くのにかなり時間がかかった。
電池Boxの裏側も錆び付いてすごいことになっているのではと分解してみた。
すると、電池Boxの裏側も錆び付いてすごいことになっているではないか。
水を扱うおもちゃは濡れてこのようになりやすい。
左側の電極端子をホビールーターで磨いた。
右側の電極端子はホビールーターで磨いている途中の状態。
まだ錆が残っている。
さらに抵抗の一方の端子の半田が浮いてしまっている。
これがスイッチを入れても音が出ない原因であろう。
半田付けをし直して。
電極をホビールーターで磨いて。
これで音が出れば修理完了。
組み立てて、スイッチを入れ、シャワー、ドライヤー、猫、犬の音と鳴き声が出るか点検。
問題なく音が出る。
これで修理完了。
（２）２件目はアンパンマンのシャワーのおもちゃ
シャワーが出ないと持ち込まれた。
私が上の１件目の修理作業しているときに別の修理マンがまず点検
電池Boxに入っていた電池は十分電圧がある模様、
スイッチを入れても、モーターはウンともスンともいわないらしい、
電池の電圧では動かない、
モーターの回転に何か抵抗がかかって動かない模様、
そこで、安定化電源を持ち出してきて、強力な電源でモーターを動かしてみようということになった、
電圧低下がないので、モーターのトルクが充分出て、動き出したようだ、
このおもちゃも水を扱うのでモーター回りが錆び付いたかもしれない、
フューズ周りの問題があるのでは、
ということで、後の点検や修理作業は私がすることになった。
内部を開けた。
フューズ周りは、なんとゴム系の接着剤で固められているではないか。
外国製品は、どこもでも見境なく接着剤で固めてしまう。
修理のことは全く考えられていないのだ。
問題を点検。
その結果、やはりヒューズ周りが問題。
ヒューズを取り替えて点検は一通り終了。
細かい修理は次回に回すことに。
今日は、１件目のおもちゃの錆取り作業に時間がかかりすぎた。
錆が手に付着すると強アルカリ性で手がただれる、衣服に付着すると衣服が傷む。
ゴム手袋を持っていなかったので、サビが飛び散らないように手作業のみ。
ホビールーターを使うのは一通り錆や汚れを取り除いてからだ。
（１）１件目は音が出ないと持ち込まれたおもちゃ。
電池Boxには単４の電池が２本入っていた。
念のためテスターで電池の電圧を測るとどちらも1.5Vを超えていた。
電池は新品である。
電池を入れ、スイッチを入れた。
音の出るボタンは4個。
右から、シャワー、ドライヤー、猫、犬の音と鳴き声。
電池Box内を点検すると、４つの電極端子とも真っ青な錆が浮き出ている。
これはひどい。
こんなひどい錆は見たことない。
電極の錆を取り除くのにかなり時間がかかった。
電池Boxの裏側も錆び付いてすごいことになっているのではと分解してみた。
すると、電池Boxの裏側も錆び付いてすごいことになっているではないか。
水を扱うおもちゃは濡れてこのようになりやすい。
左側の電極端子をホビールーターで磨いた。
右側の電極端子はホビールーターで磨いている途中の状態。
まだ錆が残っている。
さらに抵抗の一方の端子の半田が浮いてしまっている。
これがスイッチを入れても音が出ない原因であろう。
半田付けをし直して。
電極をホビールーターで磨いて。
これで音が出れば修理完了。
組み立てて、スイッチを入れ、シャワー、ドライヤー、猫、犬の音と鳴き声が出るか点検。
問題なく音が出る。
これで修理完了。
（２）２件目はアンパンマンのシャワーのおもちゃ
シャワーが出ないと持ち込まれた。
私が上の１件目の修理作業しているときに別の修理マンがまず点検
電池Boxに入っていた電池は十分電圧がある模様、
スイッチを入れても、モーターはウンともスンともいわないらしい、
電池の電圧では動かない、
モーターの回転に何か抵抗がかかって動かない模様、
そこで、安定化電源を持ち出してきて、強力な電源でモーターを動かしてみようということになった、
電圧低下がないので、モーターのトルクが充分出て、動き出したようだ、
このおもちゃも水を扱うのでモーター回りが錆び付いたかもしれない、
フューズ周りの問題があるのでは、
ということで、後の点検や修理作業は私がすることになった。
内部を開けた。
フューズ周りは、なんとゴム系の接着剤で固められているではないか。
外国製品は、どこもでも見境なく接着剤で固めてしまう。
修理のことは全く考えられていないのだ。
問題を点検。
その結果、やはりヒューズ周りが問題。
ヒューズを取り替えて点検は一通り終了。
細かい修理は次回に回すことに。
今日は、１件目のおもちゃの錆取り作業に時間がかかりすぎた。
錆が手に付着すると強アルカリ性で手がただれる、衣服に付着すると衣服が傷む。
ゴム手袋を持っていなかったので、サビが飛び散らないように手作業のみ。
ホビールーターを使うのは一通り錆や汚れを取り除いてからだ。
画像一覧