2024年09月25日
9月22日 おもちゃの修理
9月22日
おもちゃの修理
9月14日はおもちゃ病院の日でした。
おもちゃ病院では2個のおもちゃを修理依頼者の面前で直しました。
主に電池や電池ボックスの問題でしたので、短時間で修理ができ、修理したおもちゃを
持ち帰ってもらえました。
自宅に持ち帰ったおもちゃは3個でした。
その後、暑い日が続きましたので、しばらく修理しないまま、かなりの日数が経過してし
まい、そろそろ修理し始めないといけないなあと思ったのが9月22日の日曜日でした。
1個目はTOMYの「プラネットファンタジー」というおもちゃです。
かなりレトロスペクトなおもちゃです。手動でゼンマイを巻くオルゴールでオルゴールが
鳴り出すと小さな豆電球が点灯し、半球に描かれた絵が部屋の壁や天井に回転しなが
映し出されるというファンタスティックなおもちゃです。

電池Boxのマイナス端子3個の内の2個が折損してしまっており、このままでは単1電池3
本ががしっかりと電池Boxに収まりません。
端子は特注品のようですので、銅板を切り出し、加工して作る必要があるようです。

このためには筐体を分解する必要がありますが「「プラネットファンタジー」と前面に張られ
たシールが分解の邪魔になっています。
まずはシールを剥がさねばなりません。


シールを剥がした後、本体を分解し電池Boxの裏を見ます。

まずは端子の半田を溶かして導線を外して端子を取り外します。、
元のサイズに合わせて端子の形を切り出します。

2個の端子を電池Boxにしっかり収まるように整形します。
その後、電池Boxに元々ある穴と追加的に開けた穴を利用し細いスティールワイ
ヤを使って固定します。

筐体を組み立て、シールを貼ります。

シールに少し皺が残りましたが目立たない程度までにはなりました。
実際におもちゃが正常動作するか点検したとところ、
問題なしなので修理作業は終了です。
次は、怪獣の形態をしたおもちゃの修理です。

胴体に収納されている筒状のパーツが、ボタンを操作しても胴体から出てこない
ということで修理依頼があったものです。
おもちゃを持ち込んできた少年は、私の目の前でそのパーツを取り出そうと必死の
努力を重ねましたが結局はだめでした。

家で本体を分解してチェックしたところ、筐体の経年劣化や錆び付き、油分の欠如が
原因で各部品が動作するときに摩擦抵抗が掛かり、スムーズに部品が機能を果た
さないことが分かりました。


錆をとりグリースを塗って部品同士の摩擦を軽減した結果、胴体に格納されたパーツは
スムーズに出てくるようになりました。
これで修理は完了です。
もう1台のおもちゃは怪獣のおもちゃです。
両側の脚を取り付ける部品が破損したので修理してほしいと持ち込まれました。
破損箇所を詳細に点検し、修理の可能性を検討しましたが、部品の破損の程度が
大きく、また破損した部品には可動に当たって相当の負荷が掛かるので、接着剤
などを使った修理ではまたすぐに修理した箇所が破損してしまうと予想されました。
結局、修理不能と判断しました。
持ち込んだ少年は涙にくれそうですが、仕方ありません。
おもちゃの修理
9月14日はおもちゃ病院の日でした。
おもちゃ病院では2個のおもちゃを修理依頼者の面前で直しました。
主に電池や電池ボックスの問題でしたので、短時間で修理ができ、修理したおもちゃを
持ち帰ってもらえました。
自宅に持ち帰ったおもちゃは3個でした。
その後、暑い日が続きましたので、しばらく修理しないまま、かなりの日数が経過してし
まい、そろそろ修理し始めないといけないなあと思ったのが9月22日の日曜日でした。
1個目はTOMYの「プラネットファンタジー」というおもちゃです。
かなりレトロスペクトなおもちゃです。手動でゼンマイを巻くオルゴールでオルゴールが
鳴り出すと小さな豆電球が点灯し、半球に描かれた絵が部屋の壁や天井に回転しなが
映し出されるというファンタスティックなおもちゃです。
電池Boxのマイナス端子3個の内の2個が折損してしまっており、このままでは単1電池3
本ががしっかりと電池Boxに収まりません。
端子は特注品のようですので、銅板を切り出し、加工して作る必要があるようです。
このためには筐体を分解する必要がありますが「「プラネットファンタジー」と前面に張られ
たシールが分解の邪魔になっています。
まずはシールを剥がさねばなりません。
シールを剥がした後、本体を分解し電池Boxの裏を見ます。
まずは端子の半田を溶かして導線を外して端子を取り外します。、
元のサイズに合わせて端子の形を切り出します。
2個の端子を電池Boxにしっかり収まるように整形します。
その後、電池Boxに元々ある穴と追加的に開けた穴を利用し細いスティールワイ
ヤを使って固定します。
筐体を組み立て、シールを貼ります。
シールに少し皺が残りましたが目立たない程度までにはなりました。
実際におもちゃが正常動作するか点検したとところ、
問題なしなので修理作業は終了です。
次は、怪獣の形態をしたおもちゃの修理です。
胴体に収納されている筒状のパーツが、ボタンを操作しても胴体から出てこない
ということで修理依頼があったものです。
おもちゃを持ち込んできた少年は、私の目の前でそのパーツを取り出そうと必死の
努力を重ねましたが結局はだめでした。
家で本体を分解してチェックしたところ、筐体の経年劣化や錆び付き、油分の欠如が
原因で各部品が動作するときに摩擦抵抗が掛かり、スムーズに部品が機能を果た
さないことが分かりました。
錆をとりグリースを塗って部品同士の摩擦を軽減した結果、胴体に格納されたパーツは
スムーズに出てくるようになりました。
これで修理は完了です。
もう1台のおもちゃは怪獣のおもちゃです。
両側の脚を取り付ける部品が破損したので修理してほしいと持ち込まれました。
破損箇所を詳細に点検し、修理の可能性を検討しましたが、部品の破損の程度が
大きく、また破損した部品には可動に当たって相当の負荷が掛かるので、接着剤
などを使った修理ではまたすぐに修理した箇所が破損してしまうと予想されました。
結局、修理不能と判断しました。
持ち込んだ少年は涙にくれそうですが、仕方ありません。