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プロフィール
トシちゃん先生の海釣り
トシちゃん先生の海釣り
先生,etc.です。
海釣りは趣味、本職は教育研究です。趣味は本職に影響のないことが鉄則。
たまたま中学時代のラジオ工作が機縁でおもちゃ病院のドクターをすることに。子供たちのためのボランティア活動です。
おもちゃ病院では「アマチュア無線の2級くらい持ってないの?」と修理技術に関する品定めを受けました。
私はアマチュア無線を始め無線工学、電磁気学とは数学を除いて無縁でした。
そこでやむなくアマチュア無線の国家試験をパスして技術レベルを示すことに。2017年10月23日第3級、同12月3日第2級、翌年4月7日第1級の試験を受けそれぞれ1回でパスしました。
無線工学関連のことは数学で理解するのが正確しかも早道です。ラジコン等でのデジタル信号の変調(パルス幅変調、パルス位置変調、パルス符号変調)は複素数で表現され、OFDM(直交周波数分割多重)では離散フーリエ変換の方法が利用されます。頼れるのは最終的には数学しかありません。

2013年12月10日

右耳突発性難聴で入院余儀なく。釣りどころではなかった。

11月20日(水)
夜、鼻を強くかんだ。
右耳がむずかゆく綿棒で掃除した。
奥の方をこすると、綿棒にわずかに血がにじんだので慌てて止めた。

11月21日(木)
夜、右耳に少し違和感有り。
耳鳴りとは違う気がするが、右耳奥に音の反響あるいは残響があるように感じた。

11月22日(金)
午後、居間の中央に立ってみた。左側にTVがあり音が出ている。右側は台所で家内がいる。
左側のTVの音は良く聞こえるのに、右側の家内の声がよく聞こえないような気がした。
そこで、近くにあった携帯ラジオを手にとって点け、左耳と右耳の片方ずつにラジオのスピー
カーを当て、ボリュームを変えて音の強弱の聴き分けができるか試してみた。
明らかに右耳の聞こえが悪い。

家内はすぐに耳鼻科に行けという。
私も心配になってきて、すぐに外出の準備をして開業医の耳鼻科に直行した。
耳鼻科は車で10分ほどで行ける。午後3時過ぎに着いた。
患者さんが多いので待たされた。
私の順番になって問診。
鼓膜の状態や鼻から耳への空気の通り具合などを一通り診た後、聴力検査に回された。
聴力検査の結果のグラフを見ながら、先生は、恐ろしいことをおっしゃった。
「診断は、右耳の突発性難聴です。しかも重度の難聴です。
 左耳は青年の聴力と比べても平均より高いレベルにあり、申し分ありません。
 しかし、右耳は重度の難聴で身体障害者のレベルです。
 この治療には、ステロイド剤の点滴治療がよく用いられますが強い薬の場合は入院が必要
 です。
 難聴はとにかく早期発見、早期治療が必要なので、いますぐ大学病院に電話し、診察しても
 らえるよう手配しましょう。紹介状を書きます。それができたらすぐに大学病院に行きなさい」。

重度の難聴、入院、という言葉に驚いてしまった。
でもしようがない。
待っている間に、家内に携帯電話。
大学病院の診察カードとお金の用意を頼んだ。
10分ほど待っていると、「大学病院の先生と連絡がつきました。今から行って診察してもらえ
ます。紹介状はこれです」。

感謝、感謝、サンキュウ、シェシェ、ダンケ・シェーン、メルシー・ボク、グラシアス。
とにかく有り難い。

自宅に引き返し、玄関で家内から診察カードとお金を受け取り、大学病院へ。
大学病院は、自宅から車で10分ほどで着く。
大学病院に着いたのが16時40分。
受付を済ませ耳鼻科の窓口へ。
まずは聴力検査。
無音の検査室でしばらく格闘。
左耳では、低周波数から高周波数まで、音がイヤホンから鳴るのが良く聞こえるので、反応
よく押しボタンが押せる。
しかし、右耳は、音が鳴っているのか鳴っていないのか、低音か高音かまるでわからない時
間が長い。
周波数では低音部の聞こえが悪い。

聴力検査が終わって、医師の診察。
私から状況を説明したあと、耳鳴りはありますか、めまいはしますか、などの問診があり、鼓
膜や目の動きなどの検査のあと、医師は、右耳の突発性難聴と診断した。
目に関して何かコメントがあるのか心配だったが、「4年前にここの眼科で検診していますね」
という発言だけだった。
目には特別異常はないようだ。

医師は「入院して治療したほうがいいでしょう。外来だと強い薬が使えないのです」と言った。
仕事のことですぐには入院ができない状態だと言うと、医師は
「では、1週間ほど外来に毎日来てステロイド剤の点滴を受けて下さい。
 点滴は今日から始めます。
 今から点滴しましょう。
 3時間ほどかかります。
 夕方から夜にかけてなので、今日は救急医療室での点滴です。
 また、土日は、部屋の都合で、救急医療室での点滴、平日は外来での点滴です」。

点滴の準備ができたら、早速針を刺され、点滴スタンドを転がしながら、救急医療室のベッド
に連れて行かれた。
ベッドにはすでに何人かがいた。
救急車で運ばれて来た人、私と同じように部屋の関係で外来で点滴できず救急医療室で点
滴を受ける人である。

3時間は長い時間であった。
本を読みながらただひたすら時間が過ぎるのを待つ。

隣のベッドでは、患者と家族が、入院のこと、手術のことをひそひそ話している。
同じ部屋にも、深刻な病気のような患者、比較的病気が軽そうな患者、いろんな人がいるん
だなあと実感。

点滴が終わったのが夜の8時半過ぎ。

家に帰って、家内に状況説明。
やっと1日が終わった。
これからどうなるのか。


11月26日(火)
午前中、外来で聴力検査、診察。その後点滴。
数日間の点滴により、気分としては右耳の聞こえが良くなったように感じていたので、先生に
そのように告げたら、怒られてしまった。
聴力検査のグラフを見せながら、
「あなたはそういうけど、今日のグラフはこれ。
 先週のはこれ。
 今日は先週より悪くなっているんですよ。
 右耳はほとんど聞こえていません。やはり、入院して治療するのが一番です。
 早期に入院して治療しないといけませんね。入院は10日間ほどを予定しています」。

これには、がっくり。
10日間も入院するなら、入院時期の事もあり、入院前の残務処理のこともある。
家に帰って家内と相談することにした。

家内は、10日ほど、子育て支援で東京に行く予定にしている。
その間、自宅はリホームで、風呂場や脱衣所の解体、台所のシステムキッチンや戸棚の解
体、撤去、床や壁紙の張り替え、居間の天井や壁紙の張り替えなどで家を留守にできるか、
という問題もある。

相談の結果は以下。
コンクリートやタイルを剥がす作業は大きな振動を音を立てる。
私の耳に良くないし、ストレスがたまる。二人とも家にいない方がいい。
工事関係の連絡は携帯電話でもできるし、大学病院もすぐ近くなので業者の人も場合によっ
て病院を訪ねられる。
私の仕事は、週が変わっても曜日は同じなので、どの週に入院するかはあまり重要でない。
以上から、一人は病院へ、一人は東京へで、当分は二人とも家を留守にすることにした。
家の鍵の保管はD-ハウスのリホーム会社が請け負うというので問題なし。
入院は早いほうがいいので、金曜日から入院する予定で、工事前の家財の片付けや残務処
理をする。

11月27日(水)
午後から大学病院に点滴に出掛けた。
29日はベッドが空いていたので、入院予約を入れた。

11月29日(金)
午前中は仕事で外出。そのあと修理予約を入れていた自家用車をディーラーに運ぶ。代車
で帰宅。
午後、入院。
病室は耳鼻咽喉科の4人部屋。私のベッドは廊下側。
私が入ったので4つのベッドがうまった。

入院したらすぐに採血して血液検査。
そのあとは点滴。200ml、500ml、500ml、200mlの計4個の点滴。9時間ほどかかり、終わった
のは夜11時ごろ。

夕食は夕方6時。食事は味気なく感じた。
アルコールがない、油分も塩っ気も少ない。
でも、入院して気楽になった。
朝昼夕、待っていれば食事が運ばれてくる。
暖房完備で、病衣(パジャマ)だけで院内を歩ける。
風呂も入れる。

夜、主治医の一人がベッドに来てお話。
「血液検査の結果ですが、コレステロール値が高いですね。
 糖尿については糖尿病ではないですが微妙です。
 入院中の食事で改善することもあります。
 コレステロールについては大学病院の内科より、自宅近くの開業医で相談なさるほうがいいと
 思います。また、それほど急ぐ必要もありませんが」。

そうなんです。
この秋の健康診断を実はサボっていたのです。
家内から、最近、ことあるごとに「飲酒の量が多いんじゃない、血圧が高めじゃない、コレステロ
ール値が高いんじゃない、早めに医者に行ったほうがいいよ。安心だから。健康が大事よ」。

入院したので、血液検査をしてもらうことができ、いわば健康診断してもらったことになる。
重篤なことがないというのがわかって、不幸中の幸いであった。
血液検査で異常値が見つかったりすると、内科の外来に行きなさいとの指示が出る。
内科外来からの呼び出しもないし、尿検査も要求されていない。

医師の言い分から察するに、血液検査では内科の病気などと関係した異常値はなかったみ
たいだなと素人判断。
家内に、血圧測定の結果や血液検査の結果と、医師との話の内容を報告。
家内は、すぐに病院へ行くほどの高血圧ではない、糖尿病ではない、コレステロール値もす
ぐに医者へというレベルではない、と一応ほっとしたようだが、これで私がまた開業医にコレ
ステロールや血圧の相談などに行かなくなるのではと不安を募らせたようだ。


11月30日(土)-12月1日(日)
1日を通して点滴。200ml、500ml、500ml、200mlの計4個の点滴。約9時間。
点滴中でもベッドに横たわる必要はない。院内での移動は自由。
病院の食事は味気ないが、何の楽しみもないので、唯一の楽しみは食事になっていく。
看護師さんに病人の食事について聴いてみた。
健康食というなら、「とにかく塩分と油を抜くこと」らしい。
私の場合、1日2,000Kcalの計算で食事が作られている。

12月2日(月)
点滴。200ml、500ml、200mlの計3個の点滴。約6時間。
3時間分の点滴が短くなったので天国に感じた。

月曜日は、夕方に、新規の入院患者や手術をした患者に対しての教授の回診がある。

午後3時過ぎ。家内が面会に来た。
そこに、窓側のベッドにいた患者さんが病室を変わるような気配。
しばらくすると、実際に窓側のベッドの病室移動が始まった。
これはチャンスとばかり、私も看護師さんに窓側へのベッドの移動をお願いした。
すぐに受け入れられた
そこへ、耳鼻科外来から聴力検査に行くようにとの指示。
聴力検査に行っている間に私のベッドの移動が済んでいた。

窓側は明るく、気持ちよく読書ができる。
外の景色もよくみえる。
窓側を所望した理由は、実はラジオの電波のことであった。
病室ではTVも見られるしラジオも聴ける。
今回の入院は、ベッドで安静にしていなければならない病気ではないので、TVは見る気がしない。
ラジオはAM2局にFM3局が聴ける。
これは有り難いが、FM放送をステレオのイヤホンで繋いでみると左耳側しか音が鳴らない。
つまり音楽番組をステレオで聴けないのだ。これはどうしようも無い。
自宅から携帯ラジオを持ち込んだのだが、廊下側は雑音が大き過ぎて、ステレオの音楽番
組は楽しめない。
窓側なら電波の受信状況がいいのではなかろうかと思ったのだ。

期待に反し、窓側でも電波の受信状態は良くなかった。
窓の方向が電波が来ている方向と反対なのだ。
ちなみに、病室を出て廊下からエレベーター乗り場の方へ行くと、受信状態が非常によく、
FMでは全く雑音なしにステレオの音楽が楽しめる。
また他の放送局の番組も楽しめる。

今回の聴力検査では、かなり右耳が良く聞こえた。
その証拠に、今日の朝などは、ステレオでラジオを聴いていて、ただ単に右耳で何か音がし
ているという、信号としての音が聞こえるのではなく、楽器ならピアノかバイオリンか金管楽
器かという音質もわかるようになっていた。

これまでは、左耳ではきれいな音楽に聞こえるが、右耳ではザラザラ、バリバリという雑音
の方が多い単なる音にしか聞こえなかった。

音楽がこんなにも美しいものなのか。
音というものを再発見した。
ラジオ番組が好きになった。

夕方、教授の回診の前に、主治医の一人が今日の聴力検査の結果をもってベッドにやって
来た。
「かなりよくなっていますよ」とうれしい知らせ。
夕方の教授の回診でも、教授が「入院したら急に良くなったんだってね。これからも点滴を
続けて行きましょう」。

12月3日(火)
点滴。200ml、500ml、200mlの計3個の点滴。約6時間。

12月4日(水)
点滴。500ml1個の点滴。3時間。
点滴がすごく短くなった。
ほっと一息。

12月5日(木)
点滴。500ml1個の点滴。3時間。
午前中に耳鼻科外来で聴力検査。
機械が出す音源でも、今日は音程や音質まで含めて良く聞こえる。
相当良くなっていると、検査機械相手に実感。

夕方、主治医の一人が今日の聴力検査結果を持って病室へきた。
開口一番、
「検査結果はばっちりです。デシベル的にも、音程(低音、中音、高音)的にも日常生活に支障
 ないところまで回復しています。また、左右の耳の検査グラフを重ねるとほぼ重なります。
 ですから、今度の日曜日の午後か、月曜日の午前中に退院という予定で手続きに入ろうと思
 います」との退院の示唆。

これはうれしいニュース。
しかし、家のリホーム工事のこともあるので「もう少しの間、入院していられませんか」といった
ニュアンスで応えたら、主治医は、
「大学病院としては、回復した患者を長く入院させてはおけないんです。
 他にも入院の必要な患者さんがいますので」
と有り難い退院勧告を受けた。
そこで「月曜日の午前中は仕事がありますので、日曜日の午後退院ということでお願いしま
す」と結論。

ついでに、少しちゃっかりと、私の血液検査の結果と関連して、大学病院での内科受診への
紹介状みたいなものを書いもらえないかといったニュアンスで相談。
医師のコメントは前回のコメントと同じであった。
要するに、すぐに内科の医師と相談する必要があるというものでないということ。

早速、聴力検査の概要と日曜日の午後退院ということを家内にメール。
家内は4日からすでに東京にいる。

12月6日(金)-12月7日(土)
点滴。500ml1個。3時間。


12月8日(日)
点滴。500ml1個。3時間。
昼食を取ってしばらくして点滴終了。
午後目出度く退院。


病院食
 油分が少ない。塩分が少ない。
 私の場合では、1日2,000Kcalのカロリー計算で食事が作られていた。
 運動しないのでこの位のカロリー摂取でいいのかな。
 10日間で2Kgほどやせる事ができた。

退院後スーパーに買い物に行き、試しに総菜コーナーに寄ってみた。
これまではエビの天ぷらやトンカツなどをみると食欲がわいたが、今回は見るだけで胃がむ
かつくように感じた。
いい傾向だ。


突発性難聴になってわかったこと。
 発症の原因はわからない。
 原因がわからないので「突発性難聴」と名前がついているらしい。
 教授の回診において、私の順番のとき、
 「綿棒で耳の中をいじったようなことで突発性難聴になりますか」
と軽口をたたいたら、
 「そうなら新説でしょうね」
と軽くいなされた。
 治療にはステロイド剤を使うことが多い。私の場合もステロイド剤の点滴であった。
 ただし、ステロイド剤の使用でも、人によって効果がまちまちだそうで、私の場合は効果が
大きく幸運だったようだ。
 薬で血管を広げ血流を良くする、ビタミン剤などの投与で神経系統の感度を上げることが
治療法らしい。
 睡眠をよくとるように助言された。

 突発性難聴については、3人の主治医の一人とやりとりした。
  たとえば、私の場合、左耳は正常である。
  その場合、正常な左耳は脳の判断で、悪い右耳の音(例えば雑音のように聞こえる)
  を「消そうとするのか」、それとも逆に「拾おうとするのか」である。
  これは難しい質問らしい。





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Posted by トシちゃん先生の海釣り at 13:54│Comments(0)健康
 
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右耳突発性難聴で入院余儀なく。釣りどころではなかった。
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