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プロフィール
トシちゃん先生の海釣り
トシちゃん先生の海釣り
先生,etc.です。
海釣りは趣味、本職は教育研究です。趣味は本職に影響のないことが鉄則。
たまたま中学時代のラジオ工作が機縁でおもちゃ病院のドクターをすることに。子供たちのためのボランティア活動です。
おもちゃ病院では「アマチュア無線の2級くらい持ってないの?」と修理技術に関する品定めを受けました。
私はアマチュア無線を始め無線工学、電磁気学とは数学を除いて無縁でした。
そこでやむなくアマチュア無線の国家試験をパスして技術レベルを示すことに。2017年10月23日第3級、同12月3日第2級、翌年4月7日第1級の試験を受けそれぞれ1回でパスしました。
無線工学関連のことは数学で理解するのが正確しかも早道です。ラジコン等でのデジタル信号の変調(パルス幅変調、パルス位置変調、パルス符号変調)は複素数で表現され、OFDM(直交周波数分割多重)では離散フーリエ変換の方法が利用されます。頼れるのは最終的には数学しかありません。

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Posted by naturum at

2016年02月27日

2月27日  おもちゃの修理

おもちゃの修理に行ってきた。

1.先回のアンパンマンおもちゃの修理

 作業がすでに終わったように書いていたのだが、実は作業は終わっていなかった。

 電池は電池Boxに入っている。
 持ち主におもちゃを返却する前の作業として、水をくみ上げるポンプのモーターが動くか否か
確認した。
 動かない。
 全く音がしないまま。

 そこで分解


 半田付けのやり直し。


 次に、ポンプの部分を取り外す。
 ALINCOの安定化電源を使い、3Vでモーターが駆動するかどうか確認。
 モーターは動いた。

 やはり電池の電圧が低いからだ。

 「おもちゃを使用の際は新品の電池を使うように」という指示書を書いて、修理完了とした。


2.アンパンマンのプールのおもちゃ

 動かないということで持ち込まれたもの。


 水を扱うおもちゃなので、動かないということはおそらくモーター部分がさび付いて駆動し
ないということだろうと推測。

 なにはともあれ分解。
 上蓋を外すとポンプが現れた。


 水が通るパイプを外す。
 右側がモーターと羽根車。
 


 羽根車はモーターの主軸から簡単に抜けてしまった。
 あまりに簡単に抜けたのでよく見ると羽根車が割れてしまっている。
 プラスティック製なので主軸に強く圧着できるように割れを修理できる接着剤はない。
 鉄などの金属製ならば半田付けできるのだが。

 肝心のモーターはというと、主軸を指でつまんで動かそうとしても動かない。
 ラジオペンチで主軸を強く挟んで回そうとしたがそれでも大きな抵抗がある。
 これでは3V以下の電池電圧でモーターは動くはずがない。
 モーターを包んでいるプラスティック製筐体を外してモーターを掃除することも考えたが、
復旧する目処がたたない。

 羽根車とモーターの問題から、結局修理不可能と判断した。
 時間をかければ直せないこともないが、水扱いのおもちゃなのでじきにまた錆び付き、
同じ状況に至るだろう。


3.フィッシャープライス(Fisher Price)のおもちゃ

 音もでないし、プロジェクターも機能しないということで持ち込まれた。

 後でインターネットで検索すると、
   レインフォレスト4WAYおやすみプロジェクター(Y6585)
   フィッシャープライス(Fisher Price) 2013 copyright MATTEL
 ということがわかった。


 電池は電池Boxに入っている。
 スライドスイッチを動かしたり、押しボタンスイッチを押したりしても反応がない。

 テスターで4本の単3電池の電圧を測ったら、なんと1本平均0.8V。
 プロジェクターで光りを照射したり、スピーカーで音を鳴らしたり、投影する絵をモーターで回
転させたりするのには、これでは電圧が低すぎるでしょう。

 新品の電池ではどうかと、電池を手持ちの新しいのと取り替えてみた。
 しかし結果はあまりよくない。
 音もかすかだし、光は出ない。
 
 常套手段で本体を分解。
 上蓋を外す。

 左側が電池Box。
 右の小さいシャワーの出口ような丸いものはスピーカー。
 本体右上は押しボタンスイッチや回路。

 回路部を拡大したのが下の写真
 まずは、スライドスイッチの端子を磨くのに左右に何回もスライドさせる。


 次は、押しボタンスイッチの端子部分の掃除。
 綿棒にアルコールをしみこませ丁寧に掃除。

 想定した以上によごれがひどかった。

 ICやモーター等に問題がなければほぼこれで問題は解決しているはずである。

 少し遊ぼうかなということで、いつのものように回路や面白そうなは部品を点検。
 SS8050 という素子を見つけた。
  後でインターネットで検索しデーターシートを入手した。
    Fairchild製のNPN Epitaxial Silicon Transistorである。
    主な仕様
      2W Output Amplifier of Portable Radios in
      Class B Push-pull Operation.
      Complimentary to SS8550
      Collector Current IC=1.5A
      Collector Power Dissipation: PC=2W (TC=25°C)
    1.5Aも流せるので、プロジェクター、モーター、スピーカーにと多用途なのだろう。
  面白いトランジスターだ。
  中国製の製品の多様されているらしい。


 新しい(電圧十分の)電池を入れてスイッチをいれてみると、プロジェクターも光り出した。


 プロジェクターの光がフイルムの絵を壁に映し出す。
 フイルムはモーターに取り付けられているので絵が回転する。



 本体も内部のライトで光る。暗闇で見ると何やら怪しげだ。


 「新品で電圧の高い電池を使ってください」という指示書を書いて修理完了とした。
  


Posted by トシちゃん先生の海釣り at 17:25Comments(0)おもちゃの修理2016年