2016年12月11日
12月10日 おもちゃの修理
12月10日
おもちゃの修理に行ってきた。
先回は釣りに行くために、出欠表の出席の欄に「〇」と記入しただけで、事実上は欠席。
今日は何のおもちゃを修理しようかなと未修理おもちゃが入っている大きな箱の中を覗き物色。
これは面白そうかなと思ったのは、音が出て賑やかそうなおもちゃ。
受け入れ時のカルテを見ると「スイッチを入れても全く動かない」と書かれている。
ビニール袋からおもちゃを取り出そうとしてまずはびっくり。
おもちゃを持ち上げたら、ビニール袋の底に液体がこぼれている。
いやな予感がした。
おもちゃを袋から取り出し、おもちゃの底をみると、電池Boxの蓋の周りが濡れている。
これは、電池からの重大液漏れの兆候である。
液体が手に付かないように注意しながらティッシュペーパーでふき取った。
さらにウエットティッシュでふき、さらにティッシュペーパーでふく。
電池Boxの蓋の裏はこのように酷い状態。
蓋は水道で水洗い。

電池Boxはと見るとこれも酷い液漏れ状態。
端子が錆びついてしまっている。

おもちゃを持ち込んだ人は誰か、どのような人かは、前回は事実上欠席していたので全く知
らない。
しかし、普通の人なら、おもちゃが動かなければ、スイッチをカタカタ動かしみて、ボタンをた
たき、だめなら本体をゆすったりたたいたりし、それでもウンともスンとも言わないのなら、「電
池がないのかしら?」と思って電池Boxを覗いたり、電池を交換するなどの行動をとるだろう。
電池の交換もせず、液漏れにも気づきもせず、赤ちゃん用のおもちゃを修理に持ってくる人
の無神経さが理解できない。
このおもちゃは赤ちゃん用のおもちゃ。
赤ちゃんは、そこら中さわりまくり、なめまくる。
液が口に入ったら、目に入ったら....
ママか、パパか、バアさんか、ジイサンさんか知らないけど、万一赤ちゃんに事故があったら
どうするんですかね。
####### 電池の液漏れは危険 #########
幸いといえるかどうかは別として、この電池はマンガン乾電池であった。
マンガン乾電池は、塩化亜鉛の水溶液で弱酸性。
弱酸性といっても毒性はある。
しかし、この三菱電機の乾電池にも「警告」として、
「電池の液が目には入った場合はすぐにきれいな水で目を洗い、
なめた場合はすぐにうがいをして医師の治療を受ける」
とちゃんと銘記してありますよ。
もし電池がアルカリ電池だったら液漏れは非常に危険です。
アルカリ乾電池の電解液は、水酸化カリウムで、非常に強いアルカリ性。
皮膚についたら化学やけどします。
目に入ったら、最悪のケースは、失明の危険があります。
##########################
漏れ箇所をよく拭いてからテーブルの上に置いた。

おもちゃはToyRoyal製の Fun! Drums という名前の知育おもちゃ。
Made in China、2005 と書いてある。
電池Boxは、端子に付いていた液を拭き、一通りサビ取りし、さらにきれいに拭き掃除した。
その後、新しい電池を電池Boxに入れて3本直列に電圧を測ると、なんとマイナス(-)0.251V。
3本とも新品で各1.6Vあるので、+-逆に測ったとしたら-4.8Vと出ないといけない。
接触状態が悪く、測定に大きな誤差が生ずるほどの悪い状態のようだ。

電動ローターを取り出してきて、ブラシを取り替えながら、端子の錆を一通りとる。

さらに、リード線を端子からハンダで外し、それぞれの端子をBoxから外して丁寧に掃除。
ピカピカ光る状態にした。

こんなに丁寧な仕事をするドクターはいないのじゃないかなと自己満足。
今度は本体の点検。

電池Boxの端子をハンダ付けしてもとに戻した。

さらに点検を続ける。


次は、ALINCOの安定化電源を使って、本体の動作を点検。
各種ボタンはすべて機能した。
動きが固いボタン類は動きを調整。
一つ二つ写真で動作の状態を掲載しておきましょう。



最後に、電池Boxに電池を入れ、電池を使って動作を最終確認。
パーフェクト。
電池Boxも完璧のようだ。
本体を組み立てる。
再度点検。
動作はパーフェクト。
これでおもちゃの修理完了。
おもちゃの修理に行ってきた。
先回は釣りに行くために、出欠表の出席の欄に「〇」と記入しただけで、事実上は欠席。
今日は何のおもちゃを修理しようかなと未修理おもちゃが入っている大きな箱の中を覗き物色。
これは面白そうかなと思ったのは、音が出て賑やかそうなおもちゃ。
受け入れ時のカルテを見ると「スイッチを入れても全く動かない」と書かれている。
ビニール袋からおもちゃを取り出そうとしてまずはびっくり。
おもちゃを持ち上げたら、ビニール袋の底に液体がこぼれている。
いやな予感がした。
おもちゃを袋から取り出し、おもちゃの底をみると、電池Boxの蓋の周りが濡れている。
これは、電池からの重大液漏れの兆候である。
液体が手に付かないように注意しながらティッシュペーパーでふき取った。
さらにウエットティッシュでふき、さらにティッシュペーパーでふく。
電池Boxの蓋の裏はこのように酷い状態。
蓋は水道で水洗い。
電池Boxはと見るとこれも酷い液漏れ状態。
端子が錆びついてしまっている。
おもちゃを持ち込んだ人は誰か、どのような人かは、前回は事実上欠席していたので全く知
らない。
しかし、普通の人なら、おもちゃが動かなければ、スイッチをカタカタ動かしみて、ボタンをた
たき、だめなら本体をゆすったりたたいたりし、それでもウンともスンとも言わないのなら、「電
池がないのかしら?」と思って電池Boxを覗いたり、電池を交換するなどの行動をとるだろう。
電池の交換もせず、液漏れにも気づきもせず、赤ちゃん用のおもちゃを修理に持ってくる人
の無神経さが理解できない。
このおもちゃは赤ちゃん用のおもちゃ。
赤ちゃんは、そこら中さわりまくり、なめまくる。
液が口に入ったら、目に入ったら....
ママか、パパか、バアさんか、ジイサンさんか知らないけど、万一赤ちゃんに事故があったら
どうするんですかね。
####### 電池の液漏れは危険 #########
幸いといえるかどうかは別として、この電池はマンガン乾電池であった。
マンガン乾電池は、塩化亜鉛の水溶液で弱酸性。
弱酸性といっても毒性はある。
しかし、この三菱電機の乾電池にも「警告」として、
「電池の液が目には入った場合はすぐにきれいな水で目を洗い、
なめた場合はすぐにうがいをして医師の治療を受ける」
とちゃんと銘記してありますよ。
もし電池がアルカリ電池だったら液漏れは非常に危険です。
アルカリ乾電池の電解液は、水酸化カリウムで、非常に強いアルカリ性。
皮膚についたら化学やけどします。
目に入ったら、最悪のケースは、失明の危険があります。
##########################
漏れ箇所をよく拭いてからテーブルの上に置いた。
おもちゃはToyRoyal製の Fun! Drums という名前の知育おもちゃ。
Made in China、2005 と書いてある。
電池Boxは、端子に付いていた液を拭き、一通りサビ取りし、さらにきれいに拭き掃除した。
その後、新しい電池を電池Boxに入れて3本直列に電圧を測ると、なんとマイナス(-)0.251V。
3本とも新品で各1.6Vあるので、+-逆に測ったとしたら-4.8Vと出ないといけない。
接触状態が悪く、測定に大きな誤差が生ずるほどの悪い状態のようだ。
電動ローターを取り出してきて、ブラシを取り替えながら、端子の錆を一通りとる。
さらに、リード線を端子からハンダで外し、それぞれの端子をBoxから外して丁寧に掃除。
ピカピカ光る状態にした。
こんなに丁寧な仕事をするドクターはいないのじゃないかなと自己満足。
今度は本体の点検。
電池Boxの端子をハンダ付けしてもとに戻した。
さらに点検を続ける。
次は、ALINCOの安定化電源を使って、本体の動作を点検。
各種ボタンはすべて機能した。
動きが固いボタン類は動きを調整。
一つ二つ写真で動作の状態を掲載しておきましょう。
最後に、電池Boxに電池を入れ、電池を使って動作を最終確認。
パーフェクト。
電池Boxも完璧のようだ。
本体を組み立てる。
再度点検。
動作はパーフェクト。
これでおもちゃの修理完了。