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プロフィール
トシちゃん先生の海釣り
トシちゃん先生の海釣り
先生,etc.です。
海釣りは趣味、本職は教育研究です。趣味は本職に影響のないことが鉄則。
たまたま中学時代のラジオ工作が機縁でおもちゃ病院のドクターをすることに。子供たちのためのボランティア活動です。
おもちゃ病院では「アマチュア無線の2級くらい持ってないの?」と修理技術に関する品定めを受けました。
私はアマチュア無線を始め無線工学、電磁気学とは数学を除いて無縁でした。
そこでやむなくアマチュア無線の国家試験をパスして技術レベルを示すことに。2017年10月23日第3級、同12月3日第2級、翌年4月7日第1級の試験を受けそれぞれ1回でパスしました。
無線工学関連のことは数学で理解するのが正確しかも早道です。ラジコン等でのデジタル信号の変調(パルス幅変調、パルス位置変調、パルス符号変調)は複素数で表現され、OFDM(直交周波数分割多重)では離散フーリエ変換の方法が利用されます。頼れるのは最終的には数学しかありません。

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Posted by naturum at

2018年09月26日

9月26日  おもちゃの修理 新幹線かがやき号 ステッピングモーターの故障原因

 新幹線かがやき号のステッピングモーター故障原因 

 9月22日に家に持ち帰った新幹線かがやき号


 回路全容。


 前回のおもちゃ修理のブログの後からも回路の点検を続けてきた。

 しかし、ステッピングモーターが動かない根本問題がどこにあるの
 かなかなか突き止められない。
 
 そこで、実物のおもちゃの回路点検より、ステッピングモーターの構
 造と制御の勉強をしなくては、ということになった。

 ネットで検索して資料を入手し勉強。

 そこで知ったことは以下。

 ステッピングモーターは、パルスの数とパルスの速さで、回転角度と
 回転速度をコントロールする。

 このおもちゃのステッピングモーターは、コイルが2個と永久磁石4
 個で構成されており、これより単純なモーターはないという最も単
 純なもの。

 したがって駆動回路はコイル2つにパルスを送るだけの回路であろ
 うから、ICを使っているとしてもごく簡素なものであるはずだ。

 ということで、以下は実物の回路上で、モーター駆動回路がどこに
 あり、どのような部品を使っているのかを探索することになった。

 そしてようやく気づいたのが2個の黒い小さな四角形の部品。

 この2個の部品が基板にあることは最初から認識していたが、その
 役割については全く考えたことはなく、調べる気にもならなかった。

 ステッピングモーターの勉強をした後で、昨日になってようやくこれ
 に気づいた。
 Q2、Q4となっていることに。

 基板上ではQはトランジスタに付ける記号である。
 簡単なことではないか。
 こんなことを見落としているなんて、最近理論ばかりやっているか
 らだよ、と反省。
 基板上の記号を見ていたのだが、全く気付かなかった。

 前回の新幹線おもちゃのことがあり、コイルの導通やリード線の導通 
 ばかりに注意が行って、肝心のモーター駆動回路のことが脳裏にな
 かったのである。

 トランジスタだとしても、マーキングが読み取れない。
 字が小さいのと傷や汚れなどで字の刻印がはっきりしないのである。
 
 苦労の末、今日になってようやく解読できた。
 解読したというか、これだろうという文字をインターネットで検索してい
 たらたまたま当たったのだ。
 当たったのは「D9_DG」としたとき。 

 そして、わかって見ると「なーんだ、これだったのか」であった。

 以前によくお目に掛かっているマーキングだったのだ。
 パッケージSOT-23、マーキングD9_DG、NPN形トランジスタ
 2SC8050である。
 このトランジスタは誰でも知っている超スタンダードのトランジスタ
 に他ならないのです。

 おそらくこれが破壊されているのではないかな、ということで、テス
 タでチェック。
 2個ともショートしてしまっています。

 ところで、考えてみると、2SC8050自体ではパルスは発生できませ
 ん。
このトランジスタは コイルを励磁しモーターを駆動するためにある
 といえます。

 パルスを発生させる部品が別に有るはずです。
 また考えてみるとQ2、Q4があるんだから、少なくともQ1、Q3があ
 るはずなのである。

 ではQ1とQ3はどこにあるんだ。
 ということで基板の表をくまなく探ししますが見当たりません。

 さては基板の裏ではないかと隙間からのぞきます。
 よくみると、四角い部品が少なくとも2個あります。

 2個の部品名を知りそれらをチェックしないといけませんが、基板を
 裏返しするときにコイルのエナメル線を傷つける恐れがあります。

 裏返しはしたくありません。
 後はこの道の専門ドクターさんにお願いするしかないようですな。


   


Posted by トシちゃん先生の海釣り at 13:07Comments(0)おもちゃの修理2018年