2018年12月30日
12月30日 アンテナアナライザのテスト
CometのアンテナアナライザCAA-500 Mark II に 50MHz帯の
アンテナ Diamond HF6CL インピーダンス 50Ω を接続し、
アナライザがちゃんと純抵抗RとリアクタンスXの値を示すのか
測定してテスト。
このアンテナは室内で受信用に使っているもので、まだ長さを
切り詰めるなどの共振周波数調整は全くしていません。
アンテナの共振周波数調整は、アンテナを設置する場所を選び、
実際にアンテナを設置した上で、アンテナのコネクタの直下で
SWR値を計りつつ調整するのが望ましいのです。
さて、高価な機器を購入したとき、最も気がかりなのは機器が正
常に作動し、機能するのかというこです。
そこでマニュアルに則ってテストしました。
しっかり機能しているようです。

上の写真では、周波数が49.671MHzの時、
R=42Ω、リアクタンスX=5Ω、SWR値 1.2

上の写真では、周波数が50.039MHzの時、
R=45Ω、リアクタンスX=4Ω、SWR値 1.1
周波数を変えるつまみの回し方と想定数値変化の関係が微妙で、
つまみを回すか回さないかという微妙な変化でも抵抗値やリアクタ
ンスの値が大きく変化してしまいます。
マイクロメーターみたいに例えばつまみを20回転して1mm変化など
といったように、精密な測定できれば嬉しいですが。
メーターも正常に機能しています。

今日届いた2個目のNAGOYA RB-46に付属の同軸ケーブルの
インピーダンスの測定です。

50Ωのダミーロードをつないでインピーダンスを測定しました。
純抵抗Rは50Ω、リアクタンスは1Ωです。
同軸ケーブルは50Ωだということがわかります。
ただし、同軸ケーブルのインピーダンスが不明と想定した場合の
測定法です。
同軸ケーブルには通常、規格が印字してありますのでそれから
インピーダンスを知ることができます。
このケーブルには3D-FBと印字してありますからインピーダンス
は50Ωです。
このようにアンテナアナライザ(SWRアナライザ)は、これ一つあ
れば、単独で、もろもろのデータを与えてくれます。
1.アンテナ単独
アンテナの端子にアンテナアナライザ(SWRアナライザ)を直付け
する。
2.同軸ケーブル単独
同軸ケーブルの一端にアンテナアナライザを接続し、他の一端に
ダミーロードを取り付ける
3.アンテナ+同軸ケーブル
などなど。
無線機による発信操作を必要としないので、一つ一つの細かな測
定と回路全体の測定が行えます。
アンテナチューナーを使う前に、アンテナ自体で周波数調整をして
おくのが基本です。
アンテナチューナーでの無理やりのマッチングを行わないで済みま
す。
また、高いVSWRにも関わらず、力づくで送信してしまい、アンテナ
から跳ね返ってきた電圧で大事な無線機を壊してしまうという危険
を避けることもできます。
ところで、同軸ケーブルのインピーダンスが50Ωとすると、「ケーブル
の長さが何メートルであっても50Ωなので、周波数に関わりなく、同
軸ケーブルの長さはアンテナの接続とは関係ない」というアマチュア
ハムさんがいます。
アマ一級の国家試験のレベルでは、同軸ケーブルのインピーダンス
と、周波数と、同軸ケーブルの長さに関する問題は出題されません。
したがって同軸ケーブルの長さが10mであろうと、53mであろうと、
同軸ケーブルの長さ自体何の問題にもならない、と思っているアマ
チュアさんが多いのではないでしょうか。
アマ一級でも試験内容は工業高校電気科の教科書レベルなのでし
かたないのかもしれませんが。
そのような方々には、第一級陸上無線技術士の国家試験科目である
「無線工学B」の問題に直に当たって勉強してほしいですね。
理論と実際の違いは別にして、まずは理論的にちゃんとアンテナ回
路の計算ができることが大事です。
ポール代わりのロッドに繋いでみるのも実験です。

高価なアンテナだからといって電波がよく飛ぶわけでもなく、また受
信の利得が高いというわけでもないのです。
これが理論と実際の違いです。
だから、実験が大事です。
特に、アンテナは周囲の環境、例えば自宅が木造か鉄筋か、周り
に高い家やビルがあるかないか、背が高く茂った樹木があるかな
いか、近くに放送局の電波塔があって強力な磁界がある、近くに
高圧送電線が通っているなどによって、当然のことながらSWRが
大きく変化します。
機器を実際に手にとり、扱って初めて、理論通りに事が運ばない
事を実感できます。
アンテナ Diamond HF6CL インピーダンス 50Ω を接続し、
アナライザがちゃんと純抵抗RとリアクタンスXの値を示すのか
測定してテスト。
このアンテナは室内で受信用に使っているもので、まだ長さを
切り詰めるなどの共振周波数調整は全くしていません。
アンテナの共振周波数調整は、アンテナを設置する場所を選び、
実際にアンテナを設置した上で、アンテナのコネクタの直下で
SWR値を計りつつ調整するのが望ましいのです。
さて、高価な機器を購入したとき、最も気がかりなのは機器が正
常に作動し、機能するのかというこです。
そこでマニュアルに則ってテストしました。
しっかり機能しているようです。
上の写真では、周波数が49.671MHzの時、
R=42Ω、リアクタンスX=5Ω、SWR値 1.2
上の写真では、周波数が50.039MHzの時、
R=45Ω、リアクタンスX=4Ω、SWR値 1.1
周波数を変えるつまみの回し方と想定数値変化の関係が微妙で、
つまみを回すか回さないかという微妙な変化でも抵抗値やリアクタ
ンスの値が大きく変化してしまいます。
マイクロメーターみたいに例えばつまみを20回転して1mm変化など
といったように、精密な測定できれば嬉しいですが。
メーターも正常に機能しています。
今日届いた2個目のNAGOYA RB-46に付属の同軸ケーブルの
インピーダンスの測定です。
50Ωのダミーロードをつないでインピーダンスを測定しました。
純抵抗Rは50Ω、リアクタンスは1Ωです。
同軸ケーブルは50Ωだということがわかります。
ただし、同軸ケーブルのインピーダンスが不明と想定した場合の
測定法です。
同軸ケーブルには通常、規格が印字してありますのでそれから
インピーダンスを知ることができます。
このケーブルには3D-FBと印字してありますからインピーダンス
は50Ωです。
このようにアンテナアナライザ(SWRアナライザ)は、これ一つあ
れば、単独で、もろもろのデータを与えてくれます。
1.アンテナ単独
アンテナの端子にアンテナアナライザ(SWRアナライザ)を直付け
する。
2.同軸ケーブル単独
同軸ケーブルの一端にアンテナアナライザを接続し、他の一端に
ダミーロードを取り付ける
3.アンテナ+同軸ケーブル
などなど。
無線機による発信操作を必要としないので、一つ一つの細かな測
定と回路全体の測定が行えます。
アンテナチューナーを使う前に、アンテナ自体で周波数調整をして
おくのが基本です。
アンテナチューナーでの無理やりのマッチングを行わないで済みま
す。
また、高いVSWRにも関わらず、力づくで送信してしまい、アンテナ
から跳ね返ってきた電圧で大事な無線機を壊してしまうという危険
を避けることもできます。
ところで、同軸ケーブルのインピーダンスが50Ωとすると、「ケーブル
の長さが何メートルであっても50Ωなので、周波数に関わりなく、同
軸ケーブルの長さはアンテナの接続とは関係ない」というアマチュア
ハムさんがいます。
アマ一級の国家試験のレベルでは、同軸ケーブルのインピーダンス
と、周波数と、同軸ケーブルの長さに関する問題は出題されません。
したがって同軸ケーブルの長さが10mであろうと、53mであろうと、
同軸ケーブルの長さ自体何の問題にもならない、と思っているアマ
チュアさんが多いのではないでしょうか。
アマ一級でも試験内容は工業高校電気科の教科書レベルなのでし
かたないのかもしれませんが。
そのような方々には、第一級陸上無線技術士の国家試験科目である
「無線工学B」の問題に直に当たって勉強してほしいですね。
理論と実際の違いは別にして、まずは理論的にちゃんとアンテナ回
路の計算ができることが大事です。
ポール代わりのロッドに繋いでみるのも実験です。
高価なアンテナだからといって電波がよく飛ぶわけでもなく、また受
信の利得が高いというわけでもないのです。
これが理論と実際の違いです。
だから、実験が大事です。
特に、アンテナは周囲の環境、例えば自宅が木造か鉄筋か、周り
に高い家やビルがあるかないか、背が高く茂った樹木があるかな
いか、近くに放送局の電波塔があって強力な磁界がある、近くに
高圧送電線が通っているなどによって、当然のことながらSWRが
大きく変化します。
機器を実際に手にとり、扱って初めて、理論通りに事が運ばない
事を実感できます。