2022年01月10日
1月10日 読書
1月10日 読書
連休は無線のアンテナ修理や取り付けと読書が中心です。
読書をするのに図書館で本を借りて来ました。
図書館でまず足が向くのは推理、冒険、それにフランス語関係の本棚。
また、作者、題名では、モーリス・ルブランかジュール・ヴェルヌ関係。
つまるところアルセーヌ・ルパンかジュールヴェルヌの冒険ものの本が
並んでいるコーナーが優先です。
近くには英米文学のコーナーがあり、そこでまず眼が行くのはコナン・
ドイルかシャーロック・ホームズか。
今回は久しぶりにエラリー・クイーンの単行本に出会いました。
①コナン・ドイル関係2冊
マティアス・ボーストレム著/ないとう・ふみこ 中村久里子訳
『<ホームズ>から<シャーロック>へ 偶像を作り出した人々の物語』
(作品社,2020)

デイヴィッド・スチュアート・デイヴィーズほか著/日暮雅通訳『シャー
ロック・ホームズ大図鑑』(三省堂,2016)

私は、ホームジアン( Holmesian)ほどではありませんがシャーロック・
ホームズと作家のコナン・ドイルに関心を持っています。
コナンドイルは大学で医学を学びました。
そこでジョゼフ・ベル博士の講義から患者を診断するための観察眼、推
理力を培いました。
ベル博士曰く「いや、患者に触れてはいけない。目を使うのだ。耳と頭
と知覚と能力と、推理力を使うのだ」(10ページ)。
それがシャーロック・ホームズの推理に見事に生かされています。
上記2冊でシャーロック・ホームズとその作家であるコナン・ドイルについ
て多くの新しい情報を得ることができました。
②ジュール・ヴェルヌ関係
新島進ほか『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』(水声社,2021)

『80日間世界一周』(Le tour du monde en quatre-vingt jours・) などで誰もが
知っているジュール・ヴェルヌについてのシンポジウムの論集です。
ジュール・ヴェルヌは子供・少年向けを始めとして冒険小説を書いた大衆
作家だとばかり思っていました。
この本は慶応大学で開催された研究シンポジウムに提出されたアカデ
ミックな論文を集めたものです。
ジュール・ヴェルヌが大学研究者の研究対象・課題であるとは驚きです。
プルーストの『失われた時を求めて』とジュール・ヴェルヌの『80日間世
界一周』との関連性まで論究されているではないですか。
私のこのブログでも、「読書」のカテゴリーの中の2016年1月11日と2015
年1月15日の記事においてプルーストの『失われた時を求めて』とジュー
ル・ベルヌの『80日間世界一周』に関連したことを書いています。
③モーリス・ルブラン関係
ジャック・ドゥルワール著/小林左江子訳『いやいやながらルパンを生み
出した作家モーリス・ルブラン伝』(国書刊行会,2019)

ルパンものは誰もが読んだことがあり、誰もが知っています。
私はLupinの主要なものはほとんど読みましたが、作家としてのモーリス・
ルブランについてはわずかしか知りませんでした。
本書はモーリス・ルブランの伝記で、彼の一生について詳しく知ることが
できました。
『アルセーヌ・ルパンの逮捕』を始め、1905年~1907年にかけてのルパ
ンの誕生、ガニマール警部の誕生にまつわる話題も面白く読み、ルパン
と作家について新しい様々な情報を得ました。
④『エラリー・クイーン』シリーズの作家(従兄弟同士の合作)関係の書物
ジョゼフ・グッドリッチ著/飯城勇三訳『エラリー・クイーン 創作の秘密
往復書簡 1947-1950年』(国書刊行会,2021)

わたしは『ローマ帽子の謎』、から『Xの悲劇』、をはじめとして『エラリー・
クイーンの新冒険』、『エラリー・クイーンの事件簿』などエラリー・クイーン
が活躍する推理小説はかなり読みましたが、作家(従兄弟関係にある合
作者の2人の作家)についてはほとんど知りませんでした。
合作者の往復書簡を読んだ後なら、上記の『エラリー・クイーンの新冒
険』でのエラリー・クイーンとポーラ・パリスのやり取りを一層面白く読む
ことができそうです。
⑤子どもの歌
三木原浩史『フランスの子ども歌』(鳥影社,2021)

歌詞はフランス語と日本語で載っています。
連休は無線のアンテナ修理や取り付けと読書が中心です。
読書をするのに図書館で本を借りて来ました。
図書館でまず足が向くのは推理、冒険、それにフランス語関係の本棚。
また、作者、題名では、モーリス・ルブランかジュール・ヴェルヌ関係。
つまるところアルセーヌ・ルパンかジュールヴェルヌの冒険ものの本が
並んでいるコーナーが優先です。
近くには英米文学のコーナーがあり、そこでまず眼が行くのはコナン・
ドイルかシャーロック・ホームズか。
今回は久しぶりにエラリー・クイーンの単行本に出会いました。
①コナン・ドイル関係2冊
マティアス・ボーストレム著/ないとう・ふみこ 中村久里子訳
『<ホームズ>から<シャーロック>へ 偶像を作り出した人々の物語』
(作品社,2020)
デイヴィッド・スチュアート・デイヴィーズほか著/日暮雅通訳『シャー
ロック・ホームズ大図鑑』(三省堂,2016)
私は、ホームジアン( Holmesian)ほどではありませんがシャーロック・
ホームズと作家のコナン・ドイルに関心を持っています。
コナンドイルは大学で医学を学びました。
そこでジョゼフ・ベル博士の講義から患者を診断するための観察眼、推
理力を培いました。
ベル博士曰く「いや、患者に触れてはいけない。目を使うのだ。耳と頭
と知覚と能力と、推理力を使うのだ」(10ページ)。
それがシャーロック・ホームズの推理に見事に生かされています。
上記2冊でシャーロック・ホームズとその作家であるコナン・ドイルについ
て多くの新しい情報を得ることができました。
②ジュール・ヴェルヌ関係
新島進ほか『ジュール・ヴェルヌとフィクションの冒険者たち』(水声社,2021)
『80日間世界一周』(Le tour du monde en quatre-vingt jours・) などで誰もが
知っているジュール・ヴェルヌについてのシンポジウムの論集です。
ジュール・ヴェルヌは子供・少年向けを始めとして冒険小説を書いた大衆
作家だとばかり思っていました。
この本は慶応大学で開催された研究シンポジウムに提出されたアカデ
ミックな論文を集めたものです。
ジュール・ヴェルヌが大学研究者の研究対象・課題であるとは驚きです。
プルーストの『失われた時を求めて』とジュール・ヴェルヌの『80日間世
界一周』との関連性まで論究されているではないですか。
私のこのブログでも、「読書」のカテゴリーの中の2016年1月11日と2015
年1月15日の記事においてプルーストの『失われた時を求めて』とジュー
ル・ベルヌの『80日間世界一周』に関連したことを書いています。
③モーリス・ルブラン関係
ジャック・ドゥルワール著/小林左江子訳『いやいやながらルパンを生み
出した作家モーリス・ルブラン伝』(国書刊行会,2019)
ルパンものは誰もが読んだことがあり、誰もが知っています。
私はLupinの主要なものはほとんど読みましたが、作家としてのモーリス・
ルブランについてはわずかしか知りませんでした。
本書はモーリス・ルブランの伝記で、彼の一生について詳しく知ることが
できました。
『アルセーヌ・ルパンの逮捕』を始め、1905年~1907年にかけてのルパ
ンの誕生、ガニマール警部の誕生にまつわる話題も面白く読み、ルパン
と作家について新しい様々な情報を得ました。
④『エラリー・クイーン』シリーズの作家(従兄弟同士の合作)関係の書物
ジョゼフ・グッドリッチ著/飯城勇三訳『エラリー・クイーン 創作の秘密
往復書簡 1947-1950年』(国書刊行会,2021)
わたしは『ローマ帽子の謎』、から『Xの悲劇』、をはじめとして『エラリー・
クイーンの新冒険』、『エラリー・クイーンの事件簿』などエラリー・クイーン
が活躍する推理小説はかなり読みましたが、作家(従兄弟関係にある合
作者の2人の作家)についてはほとんど知りませんでした。
合作者の往復書簡を読んだ後なら、上記の『エラリー・クイーンの新冒
険』でのエラリー・クイーンとポーラ・パリスのやり取りを一層面白く読む
ことができそうです。
⑤子どもの歌
三木原浩史『フランスの子ども歌』(鳥影社,2021)
歌詞はフランス語と日本語で載っています。