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プロフィール
トシちゃん先生の海釣り
トシちゃん先生の海釣り
先生,etc.です。
海釣りは趣味、本職は教育研究です。趣味は本職に影響のないことが鉄則。
たまたま中学時代のラジオ工作が機縁でおもちゃ病院のドクターをすることに。子供たちのためのボランティア活動です。
おもちゃ病院では「アマチュア無線の2級くらい持ってないの?」と修理技術に関する品定めを受けました。
私はアマチュア無線を始め無線工学、電磁気学とは数学を除いて無縁でした。
そこでやむなくアマチュア無線の国家試験をパスして技術レベルを示すことに。2017年10月23日第3級、同12月3日第2級、翌年4月7日第1級の試験を受けそれぞれ1回でパスしました。
無線工学関連のことは数学で理解するのが正確しかも早道です。ラジコン等でのデジタル信号の変調(パルス幅変調、パルス位置変調、パルス符号変調)は複素数で表現され、OFDM(直交周波数分割多重)では離散フーリエ変換の方法が利用されます。頼れるのは最終的には数学しかありません。

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Posted by naturum at

2017年09月04日

9月3日 勉強するならより上級の参考書

 8月29日

 3級アマ無線技士の国家試験対策を始めてから10日あまり経った。
 3級の受験参考書 吉川忠久『第3級ハム 集中ゼミ』は読み終わった。
 内容が簡単すぎて一通り読めばそれでOK。

ところで、3級アマ無線技士の受験参考書の法規の説明は、わかりやすく解説するためか、
 法令の条文を適当に集めてきて、アドホック(その場その場の目的で)に貼りつけた形で載
 せている。
 
 「3級の試験はこの本を暗記すれば通るよ」ということなのだ。

 しかし、初級の参考書は、過去問の答えを用意するだけの、細切れの情報(知識)の寄せ
 集めなので、法令の構成の全体像がわからずかえって私には理解しにくい。

 法令は、条文が第〇条第〇項第〇号として体系的に纏められている。
 したがって、条文が丸ごと載っていれば、
  上から下へそのまま読んでいけばいい、
  丸ごと読むので頭を使わないで済む、
  理屈なしにそのまままるごと頭に入れていけばそれでいい、
  全文を読むので、理解するにせよ、記憶するにせよ、勘違いがない、
  電波法令は、電波全般に関わる強制力を伴ったルールなので、アマ・プロ、第1級・第2
  級とかの区別とは関係がなく、条文参照はそのまま第1級・第2級試験の対策になって
  いる。

 ばらばらにばらされた条文を、電波法関連条文として、体系立って理解するなんてどだい
 無理なはなしである。
 電波法関連の法令集が一冊あればかえって勉強が捗る。

 そこで、見やすくて薄くてサイズの小さい法令集はないかなと、書店に本を探しに行った。

 たまたま日本アマチュア無線連盟からアマチュア局用の
   『電波法令抄録』(CQ出版社1,2017.1)
 が出版されているのを見つけたのでそれを買ってきた。

 ことあるごとに条文を参照しておけばどんな試験問題にも対応できる。
 
 ついでに、吉村和昭『やさしく学ぶ 第一級・第二級アマチュア無線技士試験』(Ohmsha, 2015)を
 買ってきた。

 これには訳がある。

 アマ3級の参考書を読んで感じたことは、無線工学について書いてある内容は、おもちゃ
 の修理には何の役立たないし、ラジコンなど無線工学の勉強にもならない、いわば電気
 に関する入門書レベルのことしか載っていないということである。
 
 おもちゃ修理では、トランジスタのデータシートを読んでトランジスタの交換などを行い
 回路を含めて故障を直せる技術がないといけない。
 アマ3級では「図の中でNPNトランジスタはどれですか」ぐらいのことしか問わない問題な
 ので、解説も同じレベルに過ぎない。
 回路計算なんかはまったく必要ない。
 
 発振回路のことについては、アマ3級国家試験の問題は、たとえば、
   「図に示す発信回路の名称として正しいのはどれか。下の選択肢から選びなさい。
   1.ピアースBE水晶発信回路  2.ハートレー発信回路
   3.コルピッツ発信回路      4.無調整水晶発信回路」
 というもの。
 単に見たことがあればで、なぜ発振するのか、発振する条件は、などということは
 全く必要とされていない。
 何も知らなくても解答が出せる。
 
 また、変調に関しては、
   簡単に文章だけで説明(3級)、
   三角関数の式を書いて(2級)、振幅、周波数、位相の各変調の説明を一貫して説明、
 という違いがある。

 3級の参考書の説明は、言葉だけだから、何をいっているのやら、わかったようで
 わからない。

 2級以上の参考書の説明は、ああ変調でここがこのように変化するんだ、だから元
 に戻す(復調する)にはこういう手続きを踏むんだということがすんなりと知解できる。
 理論に則った説明だから理解も正確。
 従って、機器を操作するときも、どのつまみが何のためにあるのか分かるので、操
 作にミスも出ない。

 やはり、勉強するのならできるだけより上級の書ですな。

 とはいうものの、無線従事者の免許証を何一つ持っていないので、周りから、「文
 句あるなら3級でも受かってからにせんかい」と言われそうです。
 まずは3級の国家試験に合格しましょう。

  


Posted by トシちゃん先生の海釣り at 09:49Comments(0)2017年1アマ無線技士国家試験