ナチュログ管理画面 海釣り・ソルトウォーター 海釣り・ソルトウォーター その他 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
QRコード
QRCODE
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
トシちゃん先生の海釣り
トシちゃん先生の海釣り
先生,etc.です。
海釣りは趣味、本職は教育研究です。趣味は本職に影響のないことが鉄則。
たまたま中学時代のラジオ工作が機縁でおもちゃ病院のドクターをすることに。子供たちのためのボランティア活動です。
おもちゃ病院では「アマチュア無線の2級くらい持ってないの?」と修理技術に関する品定めを受けました。
私はアマチュア無線を始め無線工学、電磁気学とは数学を除いて無縁でした。
そこでやむなくアマチュア無線の国家試験をパスして技術レベルを示すことに。2017年10月23日第3級、同12月3日第2級、翌年4月7日第1級の試験を受けそれぞれ1回でパスしました。
無線工学関連のことは数学で理解するのが正確しかも早道です。ラジコン等でのデジタル信号の変調(パルス幅変調、パルス位置変調、パルス符号変調)は複素数で表現され、OFDM(直交周波数分割多重)では離散フーリエ変換の方法が利用されます。頼れるのは最終的には数学しかありません。

2019年10月29日

10月26日 おもちゃの修理

10月26日

 おもちゃの修理に行ってきました。

 他のドクターさんたちはラジコンの重機や車の修理に余念がありませ
 ん。
 私は受付が主たる任務なので、修理依頼の親子が来ないときは、私
 の椅子(無線で言う常置場所)に腰掛け、隣のドクターさんたちの作
 業に口出し。
 話は余談に発展。
 時として 「おもちゃが来たよ。受付しなさい」と入口付近が常置場所
 のドクターさんに注意されます。

 ---------------------------------------
 受付係が学習した内容
 ---------------------------------------
 最近ラジコンのおもちゃが持ち込まれることが多いのです。
 今日も数台のラジコンのおもちゃがやってきました。
 持ち込んで来るのは主に若いママとその子供たちです。
 
 新しい電池を入れても動かない、操縦器を操作しても動かない、新
 しい電池で動かしていてもしばらくするとラジコンカーが動かなくな
 る、というのが主たる理由。

 受付業務を担当するようになって私が学んだのは以下のことです。

 断線やギアの不都合が生じており、おもちゃ病院で修理しないと治ら
 ないおもちゃの数の割合よりも、新しい電池に交換したらちゃんと動
 く、プロポ(操縦器)とおもちゃ本体とのマッチングをとったらちゃんと
 動くといった具合に、おもちゃそれ自体には問題がないものの数の割
 合の方が大きいということです。

 また、
  若いママ(パパも含む)たちが電池のことやラジコンの原理をよく知
  らないということです。

 したがって、ラジコンで動くおもちゃがやってきたら、
  受付でまずおもちゃの症状を聴く、
  電池の電圧等を確かめる、
  電圧が十分ならマッチングの取り方を教える、
  実際にプロポを操作して子供におもちゃを動かさせる、
 といった一連の手順を踏めば、受付段階で、おもちゃ病院で預か
 るおもちゃか家に持ち帰ることができるおもちゃかの区別がつくの
 で、おもちゃ病院の仕事の能率が格段に上がることになります。

 なぜなら、修理を担当するドクターさんたちは壊れてもいないおも
 ちゃを診る必要がなくなるし、所有者へ電話連絡等の事務的作
 業も必要なくなるのですから。
 また、おもちゃに問題がなければ、子供たちはおもちゃを家に
 持って帰ってすぐに遊べます。
 ---------------------------------------

 さて、私が家に持ち帰ったおもちゃのことに戻りましょう。

 このおもちゃは、音が鳴らない、光らない、小学低学年の少年とそ
 の父親が持ち込んで来ました。
 受付をしていてそのおもちゃに興味がわき、私が修理を担当するこ
 とにしました。
10月26日 おもちゃの修理

 バンダイの「白招斧(びゃくしょうき)デストバイザー」といいます。
10月26日 おもちゃの修理

 ライト(光る)&サウンド(音)。
10月26日 おもちゃの修理

 箱から出した本体。
10月26日 おもちゃの修理

 このおもちゃは分解するのが難しい。
 ビスの数が多い上に部品がきっちり合わさって組み立てられて
 います。
 プラスティック製の薄くて平たいヘラでちょっとずつ隙間を開けな
 くてはいけません。
10月26日 おもちゃの修理

 割れたらおしまいなので丁寧に慎重に。
 ようやく一番外側のカバーをはずすことができました。
10月26日 おもちゃの修理

 斧の部分も分解できました。
10月26日 おもちゃの修理

 最後に残ったのがこのおもちゃの心臓部です。
 電源系統、音声系統、ライト系統の回路が入っています。
10月26日 おもちゃの修理

 各種スイッチを点検します。
 リード線も点検します。
10月26日 おもちゃの修理

 電池ボックスの端子まで点検していたところ、最初は端子からリード
 線が外れているようには見えませんでした。
 しかし、何回かリード線をいじった後で、プラスの端子からリード線
 が外れていることを発見しました。
 
 リード線が焼けてぼろぼろになり今にも外れそうになっていたところ
 に物理的な力がかかり端子から外れたのでしょう。
10月26日 おもちゃの修理

 はんだ付けをやり直したのが上の写真。
 はんだ付けの箇所が盛り上がって光っています。

 これからわかりますように、リード線の先端(端っこ)は見た目と実
 態が異なりますのでおもちゃを修理しているときは注意が必要です。
 テスターで計って抵抗がゼロであっても、髪の毛ほどの細い銅線
 1本でからくも繋がっている場合などでは、実際にはほとんど電流
 が流れず、おもちゃが動きません(モーターは動かず、スピーカー
 も鳴りません)。
 また、このような状態で、何回も電源スイッチをON-OFFしますと
 繋がっている細い銅線は生じた熱で焼き切れます。
 これで、リード線は電池ボックス端子から完全に脱落します。  
  ここでは、リード線は、複数の細い銅線が束ねられ被覆され
  て1本になったものを指します。

 次は、組み立てて動作を確認していきます。

 音はしっかり出るようになりました。
10月26日 おもちゃの修理

 では眼はどうでしょうか。
10月26日 おもちゃの修理

 眼もしっかり光ります。

 これで修理は完成です。




同じカテゴリー(2019年)の記事画像
12月14日 おもちゃの修理
12月8日 おもちゃの修理
12月7日 ネズミのおもちゃ
11月29日 アマ無線QSLカード
11月9日  おもちゃの修理
10月14日 PC内蔵ハードディスクのポータブル化
同じカテゴリー(2019年)の記事
 12月14日 おもちゃの修理 (2019-12-15 16:33)
 12月8日 おもちゃの修理 (2019-12-10 22:49)
 12月7日 ネズミのおもちゃ (2019-12-07 22:43)
 11月29日 アマ無線QSLカード (2019-12-07 21:34)
 11月10日 DX (遠距離通信)コンテストの日 (2019-11-11 17:12)
 11月9日 おもちゃの修理 (2019-11-11 16:50)

Posted by トシちゃん先生の海釣り at 13:19│Comments(0)2019年おもちゃの修理
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
10月26日 おもちゃの修理
    コメント(0)