2020年04月18日
4月17日 新型コロナウイルス問題と危機管理
4月17日 新型コロナウイルス問題と危機管理
新型コロナウイルスの影響で外出自粛や3密回避が呼びかけられて
います。
緊急事態宣言と言いながらも強制性がありませんので実質的な外出
規制や3密回避対策にはなっていません。
用事で大学付属病院に行くと、マスクを着けないで大学付属病院に
入って来たお婆さんがいました。
少し詳しく説明しましょう。
大学病院で用事を済ませて外に出るときに、びっくりしたことには、マ
スクを着けていない一人のお婆さんが入り口近くで女性の病院職員と
何事かもめていました。
お婆さんは、マスクを着けないまま、身内の患者のいる病室に何かの
用事で行きたい、職員としてはマスクを着けていない人が大学病院の
中に入ること自体を認めるわけにはいかないということで押し問答に
なっていたのです。
お婆さんは、マスクを着けていないことがさほど大きな問題ではないよ
うに思っているようでした。
職員の言っている意味が理解できていないか、新型コロナウィルスの
問題の深刻さをそもそも認識できていないか、自分が老人であるが故
にマスクなしではそもそも命の危険に身を晒している、もし自分が感染
していたら身内の患者や病院内の患者にウィルスをばらまくリスクがあ
るのだということがわかっていないかでしょう。
夕方、買いもののため近くのスーパーに行くと、駐車場ではマスクを着
用しないでたむろしタバコをふかしている大学低学年らしき若者が多数
目に付きました。
巷にはこういう人たちが多いのです。
こういうことを前提に行政が諸手段、諸政策を講じなければ、新型コロナ
ウイルス対策をあれこれ講じたとしても、効果はないかあったとしても期
待するモノとはほど遠いでしょう。
行政側の説明もまずいのです。
心理学や行動経済学の知見を学び、わかりやすくて説得力があり聞き
手の国民・市民がなるほどと納得できる説明を行っていただきたいです
ね。
とにかく、カーネマンのプロスペクト理論が主張するように、とにかく人は
損するのがいやなのです。
損を避けようとします。
ですから、自分の得にならないことはしないのです。
10万円もらったら、棚ぼたの餅ですから、パチンコ、競馬、ボートに走る
人も多いに違いありません。
さらに、人の判断は状況依存的ですから、旅行客が100人から200人
に増えたとことに慣れた観光関連業者は、200人から180人に減ったら、
大きな損をしたと感じます。
100人を基準にしていたら180人で十分満足できるはずですが。
次いで、マスクについて一言。
以下の写真は、昨年の秋にコンビニのローソンで買ったったマ
スクのものです。
現在も残りを使っています。

マスクの試験結果については以下です。

注意書は以下です。

ウイルス、細菌、花粉を99%カットするとの説明書きがあります。
最も重要なのは、最も下に、最も小さな字で書いてある一文です。
「マスクは感染(侵入)を完全に防ぐものではありません。」
これをどう読むかがで人の行動が自ずと異なります。
皆さん、今が行動経済学を学ぶチャンスです。
新型コロナウイルスの影響で外出自粛や3密回避が呼びかけられて
います。
緊急事態宣言と言いながらも強制性がありませんので実質的な外出
規制や3密回避対策にはなっていません。
用事で大学付属病院に行くと、マスクを着けないで大学付属病院に
入って来たお婆さんがいました。
少し詳しく説明しましょう。
大学病院で用事を済ませて外に出るときに、びっくりしたことには、マ
スクを着けていない一人のお婆さんが入り口近くで女性の病院職員と
何事かもめていました。
お婆さんは、マスクを着けないまま、身内の患者のいる病室に何かの
用事で行きたい、職員としてはマスクを着けていない人が大学病院の
中に入ること自体を認めるわけにはいかないということで押し問答に
なっていたのです。
お婆さんは、マスクを着けていないことがさほど大きな問題ではないよ
うに思っているようでした。
職員の言っている意味が理解できていないか、新型コロナウィルスの
問題の深刻さをそもそも認識できていないか、自分が老人であるが故
にマスクなしではそもそも命の危険に身を晒している、もし自分が感染
していたら身内の患者や病院内の患者にウィルスをばらまくリスクがあ
るのだということがわかっていないかでしょう。
夕方、買いもののため近くのスーパーに行くと、駐車場ではマスクを着
用しないでたむろしタバコをふかしている大学低学年らしき若者が多数
目に付きました。
巷にはこういう人たちが多いのです。
こういうことを前提に行政が諸手段、諸政策を講じなければ、新型コロナ
ウイルス対策をあれこれ講じたとしても、効果はないかあったとしても期
待するモノとはほど遠いでしょう。
行政側の説明もまずいのです。
心理学や行動経済学の知見を学び、わかりやすくて説得力があり聞き
手の国民・市民がなるほどと納得できる説明を行っていただきたいです
ね。
とにかく、カーネマンのプロスペクト理論が主張するように、とにかく人は
損するのがいやなのです。
損を避けようとします。
ですから、自分の得にならないことはしないのです。
10万円もらったら、棚ぼたの餅ですから、パチンコ、競馬、ボートに走る
人も多いに違いありません。
さらに、人の判断は状況依存的ですから、旅行客が100人から200人
に増えたとことに慣れた観光関連業者は、200人から180人に減ったら、
大きな損をしたと感じます。
100人を基準にしていたら180人で十分満足できるはずですが。
次いで、マスクについて一言。
以下の写真は、昨年の秋にコンビニのローソンで買ったったマ
スクのものです。
現在も残りを使っています。
マスクの試験結果については以下です。
注意書は以下です。
ウイルス、細菌、花粉を99%カットするとの説明書きがあります。
最も重要なのは、最も下に、最も小さな字で書いてある一文です。
「マスクは感染(侵入)を完全に防ぐものではありません。」
これをどう読むかがで人の行動が自ずと異なります。
皆さん、今が行動経済学を学ぶチャンスです。
Posted by トシちゃん先生の海釣り at 11:16│Comments(0)
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