2015年12月26日
12月26日 おもちゃの修理
午前中はおもちゃの修理に行ってきた。
1.最初の作業はオルゴール人形の修理。
ネジを巻くと人魚の首が急に、また極端に大きく空回りするということで持ち込まれたもの。

オルゴールの駆動部分は発泡スチロールの筺体に入っている。

首が大きく空回りするということはおそらく歯車の歯が破損していて、その部分で他の歯車
との噛み合わせが欠落する。
かみ合わせがその箇所にくると欠けた歯車は空回りし、それとともに人形の首まで繋がって
いる金属棒も空回りし、その結果人形の首も空回りするのだろう。
ということで、筺体を解体しゼンマイや歯車の点検を行う。
すると、予想したように、歯車の破損箇所が見つかった。
その歯車を詳細に点検すると特殊な作りである。
どうも代替品は手に入りそうにない。
周囲と相談した結果、修理不可能と判断した。
2.次は、アンパンマンの楽器。
最高音の「ミ」の音が出ないということで持ち込まれた。

全ての楽器設定と鍵盤で音がちゃんと出るかどうか一つずつ点検する。
ピアノ、トランペット、ドラム、など様々な設定はしっかり作動している。
問題はやはり最高音の「ミ」の音が出ないという問題だけのようだ。
おそらくプッシュボタンの電導ゴム端子と回路の接触が悪いからだろう。
例によってドライバーを使って裏蓋を外す作業から始める。

黒いポッチが並んでいるのはプッシュボタンの帯。
最高音の「ミ」のボタンがおかしいようなので電導ゴム端子をクリーニング。
クリーニング用のスプレーをシュッと一吹きし綿棒で軽く拭き掃除する。
強く擦るのは禁物。
組み立てて最高音の「ミ」の鍵盤を押すとちゃんと音がでた。
「ミ」のボタンのみが問題だが、この際、全ての電導ゴム端子をクリーニングして端子と回
路の接触をよくしておこう。回路も軽く拭き掃除。

クリーニングの結果全体的に導通が良くなり、すべての鍵盤についてより大きな音で鳴
るようになった。
元通りに組み立て、鍵盤の調子と音を確認し。
これで修理完了。
さて、電子おもちゃを修理していて興味があるのは、修理よりむしろ中身です。
回路とか使われている部品、ICなど。
この楽器には、LM386という超おなじみパワーアンプ用ICが入っていました。
このICはナショナルセミコンダクター製パワーアンプ用IC。
乾電池利用の5V電源で利用でき、4Ω~8Ωの1W程度のスピーカを鳴らす出力を持って
いる。
簡単な回路構成でアンプを作成することができて重宝するIC。
楽器に実装のスピーカーは4Ω1Wが2個。

こういう楽器を見ると自分で作ってみたくなりますね。
3.次の作業は2台のプラレールの修理。
1台は、前頭部の先端部と連結器が交互に出るはずができないというもの。
もう1台は、前頭部の先端部がうまく出ないし、後部の連結器がなくなってしまったというもの。

前頭部の先端部と連結器が交互に出るはずができないという故障は、歯車システムの設定
の調整であっけなく解決。
プラレールは過去に数台修理しているので、最近は問題を見つけ解決するまでの時間が短
くなった。
後部の連結器がなくなってしまった機関車は、純正品の連結器はプラスティック製だが予備
や代替品がないので自作することにした。
少し太めの被覆された軟質鉄線を用いて代用品を作成。
軟質鉄線で作った連結器は子共でも容易にねじ曲げることができるので、連結相手が縦型
か横型かにかかわらずうまく連結できるのがメリット。

無事修理が終わったプラレール。

なお、タカラトミーのプラレール連結部品ノーマルタイプは、ネットで調べた結果、12個入りが
120円~150円程度で市販されているようです。
1.最初の作業はオルゴール人形の修理。
ネジを巻くと人魚の首が急に、また極端に大きく空回りするということで持ち込まれたもの。
オルゴールの駆動部分は発泡スチロールの筺体に入っている。
首が大きく空回りするということはおそらく歯車の歯が破損していて、その部分で他の歯車
との噛み合わせが欠落する。
かみ合わせがその箇所にくると欠けた歯車は空回りし、それとともに人形の首まで繋がって
いる金属棒も空回りし、その結果人形の首も空回りするのだろう。
ということで、筺体を解体しゼンマイや歯車の点検を行う。
すると、予想したように、歯車の破損箇所が見つかった。
その歯車を詳細に点検すると特殊な作りである。
どうも代替品は手に入りそうにない。
周囲と相談した結果、修理不可能と判断した。
2.次は、アンパンマンの楽器。
最高音の「ミ」の音が出ないということで持ち込まれた。
全ての楽器設定と鍵盤で音がちゃんと出るかどうか一つずつ点検する。
ピアノ、トランペット、ドラム、など様々な設定はしっかり作動している。
問題はやはり最高音の「ミ」の音が出ないという問題だけのようだ。
おそらくプッシュボタンの電導ゴム端子と回路の接触が悪いからだろう。
例によってドライバーを使って裏蓋を外す作業から始める。
黒いポッチが並んでいるのはプッシュボタンの帯。
最高音の「ミ」のボタンがおかしいようなので電導ゴム端子をクリーニング。
クリーニング用のスプレーをシュッと一吹きし綿棒で軽く拭き掃除する。
強く擦るのは禁物。
組み立てて最高音の「ミ」の鍵盤を押すとちゃんと音がでた。
「ミ」のボタンのみが問題だが、この際、全ての電導ゴム端子をクリーニングして端子と回
路の接触をよくしておこう。回路も軽く拭き掃除。
クリーニングの結果全体的に導通が良くなり、すべての鍵盤についてより大きな音で鳴
るようになった。
元通りに組み立て、鍵盤の調子と音を確認し。
これで修理完了。
さて、電子おもちゃを修理していて興味があるのは、修理よりむしろ中身です。
回路とか使われている部品、ICなど。
この楽器には、LM386という超おなじみパワーアンプ用ICが入っていました。
このICはナショナルセミコンダクター製パワーアンプ用IC。
乾電池利用の5V電源で利用でき、4Ω~8Ωの1W程度のスピーカを鳴らす出力を持って
いる。
簡単な回路構成でアンプを作成することができて重宝するIC。
楽器に実装のスピーカーは4Ω1Wが2個。
こういう楽器を見ると自分で作ってみたくなりますね。
3.次の作業は2台のプラレールの修理。
1台は、前頭部の先端部と連結器が交互に出るはずができないというもの。
もう1台は、前頭部の先端部がうまく出ないし、後部の連結器がなくなってしまったというもの。
前頭部の先端部と連結器が交互に出るはずができないという故障は、歯車システムの設定
の調整であっけなく解決。
プラレールは過去に数台修理しているので、最近は問題を見つけ解決するまでの時間が短
くなった。
後部の連結器がなくなってしまった機関車は、純正品の連結器はプラスティック製だが予備
や代替品がないので自作することにした。
少し太めの被覆された軟質鉄線を用いて代用品を作成。
軟質鉄線で作った連結器は子共でも容易にねじ曲げることができるので、連結相手が縦型
か横型かにかかわらずうまく連結できるのがメリット。
無事修理が終わったプラレール。
なお、タカラトミーのプラレール連結部品ノーマルタイプは、ネットで調べた結果、12個入りが
120円~150円程度で市販されているようです。