2018年05月27日
5月26日 おもちゃの修理
5月26日 おもちゃの修理
おもちゃの修理に行ってきた。
他のドクターが修理中のおもちゃはあるが、修理待ちのおもちゃがないの
で手持ちぶさた。
テーブルの横でやっているラジコンカーの修理作業を眺めながら担当ドク
ターと雑談。
修理時間の終了近くになってからおもちゃの修理依頼が続々やってきた。
私は、低学年の小学生が母親と一緒にやってきて修理を依頼した2個の
おもちゃを家に持ち帰って修理することにした。
ことの成り行きは以下。
その小学生は、私の隣に座ってラジコンカーの修理をしているドクターの
作業に興味があるようで、私と隣のドクターの間に割って入り、彼が家に
持っている7台のラジコンカーのことやドクターが修理中のラジコンカーに
ついてあれこれ話し出した。
隣のドクターは作業中なので、話し相手は主に私。。
彼が家に持っているラジコンカーや持ち込んできたラジコンカーのことを
事細かにあれこれ話ししたので、私は彼に興味が持ち「私が君のラジコ
ンカーを修理してあげよう」ということになった。
彼が持ち込んできたもう一つのおもちゃは、彼から彼の弟か妹にお下が
りになったと思われるアンパンマンのパッド。
依頼者が同じなので、ついでにアンパンマンのおもちゃも私が修理するこ
とになった。
帰宅後、まずはラジコンカーの修理に取りかかった。

ランボルギーニ Lamborghini Huracan LP610-4。
中国製。
1/24スケールのもの。
コントローラは40MHz。
前進後退。左右方向。
ラジコンカーの受付時に書かれたカルテには「電池ボックス端子の錆び付き?」と
ある。
電池ボックスから点検。
電池ボックスの蓋を取ると、中が酷いことになっている。

端子や周辺が真っ青である。
液漏れ状態のまま長時間放っておかれたようだ。
目に見える範囲の緑青を取り去ったが、端子の裏など目に見えない部分も酷
いと思われる。
それならばと、電池ボックスを本体から取り出して大掃除することにした。
電池ボックスを取り出すには基板を外し、その下にある電池ボックス固定用のビ
スを外さなくてはならない。
基板を外した。

修理するより、興味があるのはトランジスタなどがある基板の表。
取り付上は、基板の表が下になっている。

表側の実装部は凄い。
8個のトランジスタが、一列になって、隙間なく並んでいる。
隙間なく並んでいるので個別のトランジスタの特定はできないが、特定できる
のは8050。
前輪駆動モーター用に前進、後退2個ずつで4個、 また後輪駆動モーター用に
も前進、後退2個ずつで4個、都合8個のトランジスタが使われている。
中国製は8050タイプのトランジスタが多用されている。
単価が安い上にそれなりの電流を流せるので、大変安上がりに高出力?のお
もちゃが作れるのだ。
コレクタ電流(連続)のMaximum Ratingは、Galaxyのデータシートを見ると、
S8050では500mAである。
FairchildのSS8050ではコレクタ電流は1.5Aとラジオのアンプ用である。
しばらくの間、基盤を眺め、高周波の受信部からモーター駆動に至る回路の勉
強をさせてもらった。
満足したのち、ようやく本来の修理にかかる。
電池ボックスを取り出した。

端子を外して点検してみると、裏も緑青で酷いことになっている。

すべて掃除した。
ついでにリード線も何本か交換。

リード線の材質が悪いので、少しいじったり捻じったりするとハンダ個所から
ポロリととれてしまう。
修理中では、気づかないうちにリード線がハンダ付け箇所からとれてしまうこ
あるので、リード線の本数が多いときなどは特に、こまめにデジカメで撮影し
ておく必要がある。
錆取りやリード線の点検、電圧の点検など必要な作業をした後、いよいよ検査。
前身OK。後退OK。
左右方向転換OK.
ランプはどうか。
前進時、ヘッドランプが点く。

後進時、テールランプが点く。

これで修理完了。
ラジコンカーのことは後でネットで調べて勉強しました。
実物のLamborghini Huracan LP610-4は有名な車。
Huracanとはマヤ語で創造神とある。
ところで、近場の浜で、キスが釣れだしたというニュースがちらほら。
釣りに関しては、ようやく冬眠明けかな。
おもちゃの修理に行ってきた。
他のドクターが修理中のおもちゃはあるが、修理待ちのおもちゃがないの
で手持ちぶさた。
テーブルの横でやっているラジコンカーの修理作業を眺めながら担当ドク
ターと雑談。
修理時間の終了近くになってからおもちゃの修理依頼が続々やってきた。
私は、低学年の小学生が母親と一緒にやってきて修理を依頼した2個の
おもちゃを家に持ち帰って修理することにした。
ことの成り行きは以下。
その小学生は、私の隣に座ってラジコンカーの修理をしているドクターの
作業に興味があるようで、私と隣のドクターの間に割って入り、彼が家に
持っている7台のラジコンカーのことやドクターが修理中のラジコンカーに
ついてあれこれ話し出した。
隣のドクターは作業中なので、話し相手は主に私。。
彼が家に持っているラジコンカーや持ち込んできたラジコンカーのことを
事細かにあれこれ話ししたので、私は彼に興味が持ち「私が君のラジコ
ンカーを修理してあげよう」ということになった。
彼が持ち込んできたもう一つのおもちゃは、彼から彼の弟か妹にお下が
りになったと思われるアンパンマンのパッド。
依頼者が同じなので、ついでにアンパンマンのおもちゃも私が修理するこ
とになった。
帰宅後、まずはラジコンカーの修理に取りかかった。
ランボルギーニ Lamborghini Huracan LP610-4。
中国製。
1/24スケールのもの。
コントローラは40MHz。
前進後退。左右方向。
ラジコンカーの受付時に書かれたカルテには「電池ボックス端子の錆び付き?」と
ある。
電池ボックスから点検。
電池ボックスの蓋を取ると、中が酷いことになっている。
端子や周辺が真っ青である。
液漏れ状態のまま長時間放っておかれたようだ。
目に見える範囲の緑青を取り去ったが、端子の裏など目に見えない部分も酷
いと思われる。
それならばと、電池ボックスを本体から取り出して大掃除することにした。
電池ボックスを取り出すには基板を外し、その下にある電池ボックス固定用のビ
スを外さなくてはならない。
基板を外した。
修理するより、興味があるのはトランジスタなどがある基板の表。
取り付上は、基板の表が下になっている。
表側の実装部は凄い。
8個のトランジスタが、一列になって、隙間なく並んでいる。
隙間なく並んでいるので個別のトランジスタの特定はできないが、特定できる
のは8050。
前輪駆動モーター用に前進、後退2個ずつで4個、 また後輪駆動モーター用に
も前進、後退2個ずつで4個、都合8個のトランジスタが使われている。
中国製は8050タイプのトランジスタが多用されている。
単価が安い上にそれなりの電流を流せるので、大変安上がりに高出力?のお
もちゃが作れるのだ。
コレクタ電流(連続)のMaximum Ratingは、Galaxyのデータシートを見ると、
S8050では500mAである。
FairchildのSS8050ではコレクタ電流は1.5Aとラジオのアンプ用である。
しばらくの間、基盤を眺め、高周波の受信部からモーター駆動に至る回路の勉
強をさせてもらった。
満足したのち、ようやく本来の修理にかかる。
電池ボックスを取り出した。
端子を外して点検してみると、裏も緑青で酷いことになっている。
すべて掃除した。
ついでにリード線も何本か交換。
リード線の材質が悪いので、少しいじったり捻じったりするとハンダ個所から
ポロリととれてしまう。
修理中では、気づかないうちにリード線がハンダ付け箇所からとれてしまうこ
あるので、リード線の本数が多いときなどは特に、こまめにデジカメで撮影し
ておく必要がある。
錆取りやリード線の点検、電圧の点検など必要な作業をした後、いよいよ検査。
前身OK。後退OK。
左右方向転換OK.
ランプはどうか。
前進時、ヘッドランプが点く。
後進時、テールランプが点く。
これで修理完了。
ラジコンカーのことは後でネットで調べて勉強しました。
実物のLamborghini Huracan LP610-4は有名な車。
Huracanとはマヤ語で創造神とある。
ところで、近場の浜で、キスが釣れだしたというニュースがちらほら。
釣りに関しては、ようやく冬眠明けかな。