2018年09月29日
9月29日 おもちゃの修理 新幹線かがやき号のモーター駆動回路がわかりました
9月29日
おもちゃの修理に行ってきました。
今日はイベント広場で1ブースを設けての出張クリニック。
人出は多いのですがおもちゃの持ち込み修理依頼はありません。
暇をもてあましていましたが、思いがけず、私には大収穫がありました。
目下、新幹線かがやき号のステッピングモータの修理ができないか
検討中です。
これに関する非常に重要な情報を得ることができたのです。
たまたま『おもちゃ病院通信 Vol.69』(2018.7)を手渡されました。

次ページを見たら、新幹線かがやき号(2017年4月発売)のステッピ
ングモータの故障の原因と修理に関する記事が2件載っているでは
ありませんか。
1件目は、機関車駆動部の分解の仕方に関する情報。

私は、この記事を見る前に、すでにモーターを分解していたので新
しい情報ではなかったのですが、モーターのコイルの接着剥離、コ
イルの断線に関する記事であり、しかも写真入りなのでまだ実物の
おもちゃを手に取ったことがないおもちゃドクターさんには参考にな
るはずです。
この記事を読むことを勧めたいですね。
2件目は、ステッピングモータの駆動回路に関する情報。

私はまだモーターを最後まで分解しないでいます。
基板を裏返しにするのが怖いのが原因です。
駆動回路を知らないままであちこちいじり回すのは却って危険だか
らです。
この記事はモーター駆動回路そのものを解析し説明した記事であり、
私が求めていた情報そのものなのです。
回路と使われている部品がわかれば故障原因の診断も修理もずっと
やり易くなります。
最もほしい情報を得ることができて大収穫です。
会員諸氏のために情報を提供された会員番号TH18-1138さんに深
謝です。
ところで私の前回のブログには誤りがありました。
パルスを発生するのにICが使われていると思ったのですが、写真に
写っている回路を見るとそうではないようです。
写真の回路をみるとQ1とQ2がPNPの8550、Q3とQ4がNPNの
8050のようです。
回路を解析するにはおもちゃを完全に分解しなければならない。
しかも、完全に解析するには、本来動いているおもちゃでないと
いけない。
故障したおもちゃの回路を解析するのは至難の技です。
誰かが解析すれば、後の人は、回路をみればパルスの発生の仕
方もわかりますから大助かりです。
また、モータの構造を見ていて「モータの逆回転」が気になってい
たのですが、記事によれば逆回転防止機構が組み込まれていま
す。
理論と実際はやはり大違いです。
理論の勉強だけだと実際には使えませんね。
それにしてもこのおもちゃ、故障件数が多いようですね。
私の所属するおもちゃ病院でも最近の1ヶ月で3件の修理依頼があり
ました。
たまたまそのうち2件を私が担当。
記事を投稿した会員の周辺でも今年の7月時点で数台ということです。
全国では相当数の故障件数があるものと推察されます。
おもちゃの修理に行ってきました。
今日はイベント広場で1ブースを設けての出張クリニック。
人出は多いのですがおもちゃの持ち込み修理依頼はありません。
暇をもてあましていましたが、思いがけず、私には大収穫がありました。
目下、新幹線かがやき号のステッピングモータの修理ができないか
検討中です。
これに関する非常に重要な情報を得ることができたのです。
たまたま『おもちゃ病院通信 Vol.69』(2018.7)を手渡されました。
次ページを見たら、新幹線かがやき号(2017年4月発売)のステッピ
ングモータの故障の原因と修理に関する記事が2件載っているでは
ありませんか。
1件目は、機関車駆動部の分解の仕方に関する情報。
私は、この記事を見る前に、すでにモーターを分解していたので新
しい情報ではなかったのですが、モーターのコイルの接着剥離、コ
イルの断線に関する記事であり、しかも写真入りなのでまだ実物の
おもちゃを手に取ったことがないおもちゃドクターさんには参考にな
るはずです。
この記事を読むことを勧めたいですね。
2件目は、ステッピングモータの駆動回路に関する情報。
私はまだモーターを最後まで分解しないでいます。
基板を裏返しにするのが怖いのが原因です。
駆動回路を知らないままであちこちいじり回すのは却って危険だか
らです。
この記事はモーター駆動回路そのものを解析し説明した記事であり、
私が求めていた情報そのものなのです。
回路と使われている部品がわかれば故障原因の診断も修理もずっと
やり易くなります。
最もほしい情報を得ることができて大収穫です。
会員諸氏のために情報を提供された会員番号TH18-1138さんに深
謝です。
ところで私の前回のブログには誤りがありました。
パルスを発生するのにICが使われていると思ったのですが、写真に
写っている回路を見るとそうではないようです。
写真の回路をみるとQ1とQ2がPNPの8550、Q3とQ4がNPNの
8050のようです。
回路を解析するにはおもちゃを完全に分解しなければならない。
しかも、完全に解析するには、本来動いているおもちゃでないと
いけない。
故障したおもちゃの回路を解析するのは至難の技です。
誰かが解析すれば、後の人は、回路をみればパルスの発生の仕
方もわかりますから大助かりです。
また、モータの構造を見ていて「モータの逆回転」が気になってい
たのですが、記事によれば逆回転防止機構が組み込まれていま
す。
理論と実際はやはり大違いです。
理論の勉強だけだと実際には使えませんね。
それにしてもこのおもちゃ、故障件数が多いようですね。
私の所属するおもちゃ病院でも最近の1ヶ月で3件の修理依頼があり
ました。
たまたまそのうち2件を私が担当。
記事を投稿した会員の周辺でも今年の7月時点で数台ということです。
全国では相当数の故障件数があるものと推察されます。